先人たちのものづくりを探る展

企画展 縄文遺跡などの出土品100点展示 取手 
毎日新聞2019年4月13日 

 取手市内にある旧石器から縄文時代の8遺跡の出土品約100点を集めた企画展「先人たちのものづくりを探る」が同市吉田の市埋蔵文化財センターで21日まで開かれている。

 縄文土器では、植物の繊維を混ぜて作られたものもあり、型崩れを防ぐためとみられるという。土器の形状も早期からの深鉢に加えて中期には浅鉢、後期には注口(ちゅうこう)土器も出現し、種類が豊富になっていく。漁労の道具では鹿の角を加工したモリや骨から作ったヤスなどが並ぶ。

 本橋弘美センター長は「日本の優れた技術力は古代人に源流があることを感じ取っていただきたい」と話している。開館時間は午前9時~午後5時。入館無料。15日は休館。

 企画展に関連して13日午後2時から、同市井野の井野公民館で考古学講座「出土品から探る縄文時代の狩猟・漁労」が開かれる。講師は本橋センター長。定員90人で予約不要。問い合わせは同センター(0297・73・2010)。

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