取手駅西口 再開発へ準備組合設立

取手駅西口 再開発へ準備組合設立
22年度末 土地区画整理完了へ
茨城新聞 2019年6月30日(日)

取手駅西口の交通広場の北側に位置するA街区(約7千平方メートル)の再開発に向け、地権者など土地の関係権利者らで構成する準備組織「取手駅西口A街区地区市街地再開発準備組合」の設立総会が29日、取手市新町の取手ウェルネスプラザで開かれた。今後は具体的な検討を進め、2021年度に市街地再開発組合を設立する。

A街区は22人の関係権利者がおり、うち20人が準備組合設立に同意。設立総会には、同意者11人と藤井信吾市長ら市関係者が出席した。理事4人、監事2人を決め、理事長に宇田川社長の宇田川俊明氏、副理事長に三和産業社長の結城昭雄氏を選出したほか、事業協力者に大京(東京)、戸田建設(同)を選んだ。

今後の事業計画も示され、準備組合は本年度、事業計画素案の作成に取り組む。宇田川理事長は「市民が満足でき、まちの繁栄につながるように協議を重ね、実現に向かっていきたい」と語った。

今後は、21年度末に市街地再開発組合が設立され、22年度末に市が進めている土地区画整理事業が完了する予定。市中心市街地整備課によると、今年の夏以降にA街区内の建物計6棟の解体工事がそれぞれ始まり、本年度末までに土地が更地になるという。

構想ではその後、A街区には1棟の建物が建設され、低層部は商業・業務施設を整備。高層部は約30階建ての高層住宅が想定されている。23年に着工し、25年の完成を目指す。

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