映画鑑賞や原発見学報告から平和考える

平和のつどい
映画鑑賞や原発見学報告から平和考える 取手で18日
毎日新聞 2019年8月14日 

 映画鑑賞や原発の見学報告を通して平和を考える「平和のつどいin取手」が18日、取手市福祉会館で開かれる。医療福祉生協いばらき(同市)などでつくる実行委員会が主催。絵本の読み聞かせもあり、家族連れでの来場を呼びかけている。

 2011年に事故を起こした東京電力福島第1原発の廃炉作業について、あおぞら診療所(同市)の看護師長、鈴木夏子さん(50)と事務職員の小川智子さん(45)が報告する。2人は5月、県生協連主催のツアーに参加し、バス車内から構内を見学した。

 映画は「ムッちゃんの詩」(1985年制作、堀川弘通監督)で、太平洋戦争で大分市に疎開した孤児が結核にかかり、防空壕(ごう)に隔離されたまま亡くなってしまう物語。実体験を基にした中尾町子さんの同名の児童文学が原作だ。

 会場では、広島市立基町高の生徒が被爆者の証言を基に描いた多数の「原爆の絵」などを展示する。午前10時開始。紙芝居、読み聞かせのあと、11時15分から原発報告会。映画は(1)午後1時(2)同3時の2回(鑑賞料1回300円)。戦時中の食事を体験する「すいとんコーナー」(1杯100円)も。問い合わせは同生協(0297・79・5525)。

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