卓球バレーもっと普及を 10月、取手で障害者の全国大会
産経新聞 2019.9.19
卓球台でピンポン球を打ち合って得点を競う障害者スポーツ「卓球バレー」の全国交流大会が、10月6日に取手市で開かれる。開催地として勝利を目指す県代表チームのメンバーは、練習の仕上げに余念がない。県卓球バレー協会の関係者は「全国大会開催を機に卓球バレーの認知度を高め、生涯スポーツとして障害者以外の人たちにも普及させたい」と意気込んでいる。
「イエー、ナイスプレー!」
取手市で行われた、県代表チーム「れっつ・ごー!茨城」と「とりで新利根ハムスターズ」の合同練習。ラケットを掲げて得点を喜び合う選手たちの歓声が会場内に響いた。
選手たちは、昨年秋の全国大会に向け県卓球バレー協会が県内全域から集めたメンバーだ。いずれもバレーボール、フットサル、ゴルフなど他のスポーツの競技経験を持ち、大会では4位の成績を残した。現在、来月の大会に向け、取手、日立、ひたちなか各市などで練習に励んでいる。
卓球バレーは、卓球台のネットを挟んで12人(1チーム6人)が椅子に座り、ラケットで球を相手コートに打ち込む競技だ。球の中の金属が音を鳴らすため、目が不自由でも球の位置を把握できる。県内では約30~40チームが各地の公民館などで練習しているという。 続く・・・