子どもたちに楽しいクリスマスを 就学援助世帯にプレゼント NPO、菓子やおもちゃ購入へCF
毎日新聞2019年10月3日
龍ケ崎のNPO
生活が苦しい家庭の子どもたちにすてきなクリスマスプレゼントを――。龍ケ崎市のNPO法人「NGO未来の子どもネットワーク」が、インターネット上で資金を募る「クラウドファンディング(CF)」を始めた。集まった資金で菓子やおもちゃを購入し、サンタクロースに扮(ふん)した市職員らがクリスマスに届ける。
昨年のクリスマスでNPOは初めて、市民から提供された米やレトルト食品、菓子やおもちゃを箱詰めにしたプレゼントを用意した。市の就学援助の対象世帯から希望を募り、105世帯の186人(15歳以下)に直接届けた。
今回はさらにプレゼントを充実させようと、CFを実施する。現物の寄付は、米やレトルト食品など日持ちする食品・ジュース類に限って受け付けている。
CFは12月18日までで、詳細は運営する「CAMPFIRE」(キャンプファイヤー)のサイトに掲載。1口5000円で、100万円を目標にしている。昨年を上回る約150世帯分のプレゼントを確保したい考えだ。金額が多ければ、デコレーションケーキを購入するという。
NPOの笠井広子代表理事は「もっと多くの方に貧困の実態を理解してもらい、支援に関わっていただきたい」と呼びかけている。問い合わせは、龍ケ崎市城ノ内3の2の2、NPO法人「NGO未来の子どもネットワーク」事務局(0297・62・8932)へ。