小中の受賞作品紛失 ごみと間違え廃棄か 取手
毎日新聞2020年2月18日
取手市教育委員会は17日、「統計グラフコンクール」の小中学生の入賞作品11点を紛失したと発表した。保管していた市立永山小学校の職員室内で、資源ごみの段ボールと混同し、誤って回収業者に出してしまった可能性があるという。
入賞作品は、1月30日~2月16日に開かれた作品展で展示されるはずだった。同校は、該当する児童・生徒の保護者に謝罪。市教委は1月9日に紛失の報告を受けたが、1カ月以上公表しなかった。
市教委や永山小学校によると、紛失したのは取手市立7小中学校の児童・生徒たちの作品。県の審査が終わり、2019年10月、B2サイズの紙に描いた作品11点を入れて梱包(こんぽう)した段ボールが県庁から永山小に送られた。
その後に同小の教諭が、不要になった段ボールを職員室内で一時保管する場所の近くに立てかけてあったのを見ていた。誰かが誤って、開封する前に資源ごみと思い込んだ可能性があるという。