手賀大橋の橋脚、壁面アート完成 我孫子市制50周年で協賛 千葉
毎日新聞2020年7月2日
県北西部の手賀沼にかかる手賀大橋の我孫子市側の橋脚に、細長い壁面アートが1日完成した。街中で芸術作品を楽しめる「我孫子アートな散歩市」の主催団体が、イベント開催20周年を記念した企画で、1日に市制施行50周年を迎えた同市が協賛した。
制作したのは、かつて市内で行われた現代アート作品を野外展示する国際展に参加し、市とゆかりの深い「OZ(尾頭)」の雅号を持つ画家、山口佳祐さん(33)長野市在住。
山口さんは6月26日から5日間、沼沿いの遊歩道を挟んだ橋脚の壁面(長さ25メートル、幅3メートル)に、風をイメージしたラインを走らせ、羽ばたく様子と群れる姿のオオバン(我孫子市の鳥)を描いた。山口さんは「先の見えない状況ですが、作品が未来への希望の光のようなシンボルになってほしい」と願いを込めたという。
新型コロナウイルスの影響で市制50周年関連の主催・協賛事業は相次いで中止や延期されており、コロナ禍に見舞われて以降、初めての協賛事業となった。
オオバンとは