茨城・取手市役所に木内さんの記帳所設置

産経新聞 20201205

 高校野球の監督として茨城県の取手二、常総学院の両校で甲子園の春夏3回制覇を果たし、11月24日に89歳で死去した取手市の名誉市民、木内幸男さんを追悼するため、市は4日、市役所に記帳所を設置した。11日まで。

 記帳所には遺影のほか、昭和59年夏に同市役所で開催された甲子園へ向かう取手二の壮行会の写真などが飾られている。新型コロナウイルスの感染が心配な人や遠方の人のため、市のホームページからも記帳できる。市では記帳する人の便宜を図るため、土日も正面玄関を開放する。

 設置と同時に駆け付け一番乗りで記帳した取手市本郷の社会福祉士、貫井徹さん(73)は「木内さんは取手二を通じて取手の名を全国に広めてくれた。家が近所で、約10年前に市役所から自宅まで軽自動車で送ったのが良い思い出」と話していた。

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