利根川河川敷に死骸 野生イノシシから豚熱

野生イノシシから豚熱 守谷で茨城県内2例目 利根川河川敷に死骸

茨城新聞 20121212
茨城県は11日、守谷市高野の利根川河川敷で死んでいた野生イノシシ1頭が、豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内での感染確認は6月に取手市で発見された雄の子どもに続き2例目。県によると、県内の養豚場約380カ所の飼育豚に異常は見つかっていない。

県畜産課によると、感染したのは成獣の雌。近くの住民が10日に発見し、守谷市に届け出た。11日、県の家畜保健衛生所で遺伝子検査をした結果、陽性が判明した。

県は飼育豚の豚熱感染予防に向け、2月からワクチン接種を開始し、5月に全頭接種を終えた。現在も新たに生まれた子豚などに接種を継続している。今回の感染確認を受け、県はあらためて県内養豚農家に防護柵設置や消毒の徹底を指導する。

野生イノシシについて県は捕獲や死骸を発見した際に検査し、感染確認をしている。1月から計4回実施した経口ワクチン散布は、来年2月にも栃木県境や利根川沿いなどの12市町で実施する予定。

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