高齢者の1万歩に1円…読売新聞3月11日 茨城版
ポイント換算 緑化に寄付
県は新年度、65歳以上の高齢者が歩いた歩数をポイントに積算し、たまったポイントをお金に換算して緑化活動に寄付する「ウオーキングマイレージ」を導入する。高齢者に小学校や通学路の周辺を中心に歩いてもらい、不審者の監視を強めるのが狙いで、健康増進、防犯、環境保全の“一石三鳥”を目指すという。
県によると、県内の小学校3校をモデル校に指定して試験的に実施する。校区内の地域住民や自治体職員、教職員らで検討委員会を設け、地域の高齢者に参加を呼びかける。参加者は歩数の計測を一定期間続け、自己申告する。県は1万歩を1円に換算し、その額を各校の緑化活動費として寄付する。県は新年度、運営費を含めて約55万円を予算化し、全体で500人以上の参加を見込む。
翌年度以降は、参加者にウオーキング時、スポンサー名や広告を入れた腕章などを着用してもらい、地元企業や事業所から協賛金を募って寄付金を支払うことを検討している。
県保健体育課によると、県内で交通安全運動や防犯活動などのボランティア団体に参加しているのは約10万人。地域によって人数に差があるため、マイレージを取り入れることで、参加者数の維持や地域差の解消につなげたい考え。同課は「高齢者と学校、地域のつながりが深まるほか、企業も環境や地域に貢献するイメージをPRできる」と期待している。
草津温泉の「湯畑」が5色にライトアップ…読売新聞3月11日 おあしす~
群馬県の草津温泉のシンボル「湯畑」が10日夜、赤や青、オレンジなど5色にライトアップされ、立ちのぼる湯煙を幻想的に照らし出した。
10年前から毎年この時期に実施。この日は試験点灯で、湯畑の中に設置された約100個のライトが、音楽に合わせて色を変化させると、カップルたちがうっとりと見入っていた。
高松市から家族で訪れた会社員岸若菜さん(37)は「風や湯煙の出方によって光の混ざり方が変わり、とてもきれい」と話した。ライトアップは14日まで。