取手で「多才な美術展」24日から ~常陽新聞100824~
北野武さん、松本零士さんら91人が出品
各界著名人の美術作品を紹介する第12回「文化人・芸能人の多才な美術展」が24日、取手市取手2丁目のナガタニビル3階「とりでアートコンシェルジュ」で始まる。テーマは「拡げよう文化の輪・芸術は世界を救う!」。芸能人や歴代総理、漫画家など、91人が約160点を出品している。県内では3回目の開催。期間は9月27日まで。
今回の展示規模は過去最大。「地球環境保護と文化財救済活動支援のチャリティー企画」として開く。タレント・映画監督の北野武さんがポスターカラーで描いた「七福神」、故美空ひばりさんが生前に心境をつづった未発表の水彩色紙「クレオパトラ…」、漫画家の松本零士さんが「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」などの人気キャラクターを描いた原画「わが青春の心の友人たち」など、展示作品はさまざま。
鳩山由紀夫前内閣総理大臣をはじめ歴代総理、谷垣禎一自民党総裁など国会議員ら21人も協力。個性あふれる作品を寄せている。
同展は福祉活動支援を目的にスタート。2006年からは、文化財保存活動支援チャリティーとして実施してきた。今回「地球環境の悪化と、その結果による文化財保存への悪影響」を視点に加えて開催。出品者は無償で作品展示に協力し、収益は文化財保護支援を行う財団に寄付される。
展示作品に堅苦しさはなく、著名人の意外な一面や、誰もが知る漫画のキャラクターを見られるなど、エンターテインメント性豊か。美術への関心、創作意欲を呼び起こすような展示となっている。
同展実行委員会の松岡久美子事務局長は「特別賛助出展でプロを入れた。本業ではない芸能人の作品も質が上がってきている。いつもテレビで見ている人たちの作品を一堂に集めた、見どころある展示」と話し、多くの来場を呼び掛けている。
開館は午前11時から午後6時。入館料は500円、中学生以下無料。作品の問い合わせは「ラリス内、実行委事務局」(電話03・5771・6555)、会場についての問い合わせは「とりでアートコンシェルジュ」(電話0297・73・5505)まで。
本日8月24日 ナガタニビル3階にて、熊田曜子さんトークショー&サイン会が行われます
1回目13時~ 2回目15時~ 入場無料です