ゲートボールを楽しんでいる人々に桜吹雪が舞っていた
「ヴーヴーヴー」
緊急地震速報
お母さんたちが子どもを呼び寄せる
「家にいても不安なので昼間は公園にいることが多いんですよ」
昨日も会議中に
「ヴーヴーヴー」
一斉に鳴りだすと怖さが増強します
震災から1か月が過ぎ 鎮魂・・・ライトアップ・・・
~毎日新聞女の気持ち20110413~
希望の朝
東日本大震災から1カ月が過ぎました。私の住むいわき市でも沿岸部は大きな被害を受け、亡くなった方が大勢います。
自宅の被害は軽くすみましたが、いまだ続く余震と放射能の影響を心配しながら暮らしています。福島第1原発の地元では町全体が移転を余儀なくされ、福島県は地震と津波、原発の三重苦です。
新婚のころ、原子力立地給付金なるものが年1回振り込まれ、原発事故の際は影響を受ける地域と知りました。よもやそんなことはあるまいと思っていましたが、現実となりました。過疎地振興のため、恩恵を受けてきた面もありますが、それは安全という神話の上に立つ、まさに砂上の楼閣でした。
現在は少しずつ日常が戻り始め、朝が訪れる幸せを感じています。「新しい朝が来た。希望の朝だ。喜びに胸を広げ、大空仰げ」と続くラジオ体操の歌が流れると、今日も頑張ろうという気持ちになります。
子どものころ、ラジオ体操のカードを胸に下げ、キラキラ輝く朝日に向かって弟と飛び出して行きました。子どもたちに希望の朝を届けることは、私たち大人の義務ではないでしょうか。
この苦境を乗り切ろうと、原発の現場で働く皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの生活を見直し、ささやかでもできることをしていきたいと思います。
~毎日新聞散歩道20110413~
避難所で支援コンサート 取手
東日本大震災で福島県南相馬市から取手競輪所選手宿舎(取手市白山)に
避難している被災者に「歌を聞いて心を癒やしてもらおう」と取手市西の
作詞、作曲家、近藤いさおさん(68)が12日、同宿舎で被災者支援コンサートを開いた。
同宿舎には同日現在、106人が避難しており、
同市出身などの歌手4人が「見上げてごらん夜の星を」など16曲を披露。
涙を浮かべながら聴き入る人もおり、ふるさとに思いをはせていた。