「塚原卜伝」ドラマ化決定 ~常陽新聞20110701~
鹿嶋市ゆかりの伝説的剣豪、NHKで
NHK広報局は30日、鹿嶋市ゆかりの剣聖・塚原卜伝をテーマにしたBS時代劇「塚原卜伝」の制作を開始すると発表した。同市は2007年度から5カ年計画で、大河ドラマ化を目指して全国キャンペーンを展開してきた。大河ドラマには至らなかったが、運動の成果としてドラマ化が実現した。
原作は時代小説家・津本陽さんの作品「塚原卜伝十二番勝負」。主演は堺雅人さん。脚本は山本むつみ、高山直也さん。演出は佐藤峰世、福井充広さん(NHKエンタープライズ)、制作統括は一柳邦久さん(NHKエンタープライズ)、鹿島由晴さん(NHKドラマ番組)。
放送は第1回が10月2日のBSプレミアムで、午後6時45分から7時58分までの73分間。連続7回で、2回~最終回は午後6時45分~7時28分までの43分間。
収録は7月15日に緑山スタジオで行うほか、7月26日~8月7日まで、鹿嶋市やワープステーション江戸でロケを行う。
卜伝は戦国時代、鹿島に生まれ、幼少時代から鹿島中古流の太刀を学んだ。17歳で武者修行の旅に出て、生涯数多の真剣勝負や合戦に臨んで一度も負傷したことがなかったという伝説的な剣豪で鹿島新当流の開祖。波乱万丈の死闘をくぐり抜け、鹿島神宮に千日間参ろうして「一つの太刀」を会得したとされる。将軍足利義輝や伊勢国守北畠具教にも剣を教えた。今まであまり映像化されたことのない卜伝の青年期を中心にドラマ化される。
同市では大河ドラマ誘致に向け、07年度から5カ年計画で取り組んでおり、今年度が最終年度だった。
同市の内田俊郎市長は「市観光協会、鹿島神宮、鹿島新当流をはじめ、各団体のご協力を得て全国キャンペーンを推進してきた結果が実を結び、こうした結果が表れたことは非常にうれしい。塚原卜伝を通じて、鹿島神宮をはじめとする悠久の歴史・文化を全国に発信し、今後のまちづくりの原動力としたい」とのコメントを発表した。
剣豪卜伝ドラマ化、10月からNHKBS ~茨城新聞20110701~
「まちづくりの力に」と鹿嶋市長
NHKは30日、今秋放送のBS時代劇の第3シリーズに、鹿嶋市出身の剣豪の伝説的な真剣勝負を描く「塚原卜伝」を制作すると発表した。同市は2007年から大河ドラマ化を目指して全国的なPR活動を行ってきただけに、内田俊郎市長は「成果がこうした結果に表れ、うれしく思う。悠久の歴史・文化を全国に発信し、今後のまちづくりの原動力にしたい」と喜びのコメントを出した。
時代劇「塚原卜伝」は、全7回の連続ドラマで、10月2日からBSプレミアムで毎週日曜午後6時45分〜7時28分(初回は7時58分まで)の放送予定。
主役の卜伝を演じるのは、映画「ゴールデンスランバー」の好演などさまざまな作品で主演を務める堺雅人さん(37)。連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」を手掛けた山本むつみさんと高山直也さんが脚本を担当する。原作は津本陽さん著「塚原卜伝十二番勝負」。収録は7月15日から始まり、26日以降は同市内やつくばみらい市のワープステーション江戸などでの県内ロケも予定されている。
同市では「塚原卜伝全国キャンペーン推進委員会」が07年に発足。署名活動や知事への要望書、キャラクター作成、関連グッズ販売など各地でさまざまなPRを続けてきた。
今回は目標としていた「大河ドラマ」ではなかったが、活動5年目で念願のドラマ化決定に関係者からは喜びの声が聞かれた。市観光協会の笹本勝己会長は「大成功だと思う。素晴らしい役者に出てもらうことに決まり、全国の放送で取り上げてもらえるのは本当に価値がある」と語り、石津久事務局長も「このドラマ化をきっかけに鹿嶋を元気づけていきたい」と話した。
同市は発表を受けて市役所庁舎に横断幕と立て看板を設置し、市民にドラマ化決定をアピールした。同推進委は今後も大河ドラマ誘致活動を続けていく方針。
塚原卜伝(つかはら・ぼくでん)
1489〜1571年。戦国時代の剣豪。文献などによると、鹿島神宮の神職・卜部吉川家に生まれ、後に塚原城主・塚原家の養子に。生涯3度の全国修行で各地の門弟を指導。1度目の全国修行の後、鹿島神宮に千日こもって秘法「一の太刀」を会得した。真剣試合19回、戦場に37回出陣したが無敗。討ち取った敵は212人と言われる。卜伝の剣技は県指定無形文化財「鹿島新当流」として現在も継承される
今日、放送のあつた塚原卜伝について、インターネツトで調べていましたら、このページを見つけました。塚原卜伝は、名前は聞いたことがありましたが、あまり知りませんでした。非常に魅力的な人物のようです。ぜひ、地域おこしに活用されたらと思います。九州からですので、すぐには
行けませんが、応援します。頑張ってください。
応援有難うございます。
地元では、NHK大河ドラマにと願っていたそうですがBSで取り上げられました。
今日の茨城新聞にこんな記事が掲載されていました。
東京での会議の際に「茨城の英雄って誰ですか?」と尋ねられたが「フム」とうなったまま答えに窮してしまった
もし、鹿児島県なら幕末の志士・西郷隆盛らの名を挙げるかもしれない。現代スポーツ界ではイチローや松井秀喜あたりが現代のヒーローか
どうにか浮かんだのが、水戸といえば連想される「納豆と黄門」を参考に、徳川光圀と幕末の藩主斉昭。斉昭が残した偕楽園、弘道館は現代でも観光地として息づく。斉昭の時代の水戸は、長州の吉田松陰も遊学するほどに全国的に注目を集めていた
そのほか、どんな人物が当たるだろうかとネットで検索すると、平将門や間宮林蔵、塚原卜伝の名も見えた。その卜伝は2日からテレビドラマがNHKBSで始まった
鹿島神宮の神官の家出身の剣豪。生涯数多くの真剣勝負や合戦に臨んで1度も負傷しなかったという伝説的な生きざまが今後紹介される
卜伝はかつて講談によく取り上げられていた人物らしい。最近はあまり聞かなくなっていたが、戦国時代の剣聖のエピソードが再び世に広まれば、J1鹿島とサッカーのまちづくりで成功した同地域で、歴史的遺産の輝きがさらに増す。