「真壁のまちづくり」顕彰 サントリー地域文化賞 実行委「復興の力に」
~東京新聞他20110825~
地域文化の発展に貢献した個人や団体に贈られる「サントリー地域文化賞」に二十四日、桜川市の「真壁 伝統ともてなしのまちづくり」が選ばれた。本県の受賞は二〇〇八年の「つくばみらい市綱火保存連合会」などに続く五例目で、関東では最多。活動の中心的な存在で、代表して受賞した真壁のひなまつり実行委員会副委員長の川嶋利弘さん(68)は「東日本大震災からの復興へ向かう力になる」と喜びを話した。
真壁地域は文化財登録された歴史的建造物が百四件ある。住民らは昔ながらの街並みを生かしながらイベントを開いたり、百六十軒の民家や店舗にひな人形を飾って来場者をもてなす「真壁のひなまつり」など多彩に活動をしている。
地域文化賞はサントリー文化財団(大阪市)が一九七九年から毎年、全国から五件を選んで顕彰している。
川嶋さんは「来場者に経済的なものを求めるのではなく、仲良く話をしようという姿勢で気張らずやってきたことが評価された」と感慨深げ。震災で歴史的建造物の七割は損傷したが来年もひなまつりを開催し、地域を盛り上げていくという。
2007年 市民・大学・行政が一体となった現代アートによる街づくり取手アートプロジェクトで受賞しています
1987年 県内では、土浦 歴史と自然のふるさとづくりで受賞してから5カ所目の受賞となりました
真壁の皆さま おめでとうございました