取手駅西口事業

毎日新聞20131130

取手駅西口事業

不当利得返還請求訴訟 鑑定士評価書、原告側が提出

取手駅西口再開発を巡り、市有地の売却額が不当に廉価だとして、

取手市の藤井信吾市長らに損害額などの返却を求めた住民訴訟の第4回口頭弁論が29日、

水戸地裁(日下部克通裁判長)であり、原告側は不動産鑑定士の評価書を証拠として提出。

評価書は市の鑑定を「歩行者デッキの価値を除くなど、不当に評価額を低くしている」と指摘した。

鑑定評価額は市側の1平方メートル当たり9万1000円に対し、原告側は同12万円だった。

歩行者デッキ(全長118メートル)は現在、建設されており、来春に完成予定。

原告側は「利便性が向上する有利な条件を鑑定に反映させるべきだ」と主張した。

被告側弁護人は「反論を検討したい」と述べた。

市側の不動産鑑定士は取材に対し、「歩行者デッキの建設は聞いていなかった」と説明。

市都市整備部は「歩行者デッキは不動産鑑定士に口頭で伝えた」と話している。

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