「国際映像コンペ」 取手駅通路で上映 道行くあなたが審査員に 産経新聞20140206
取手市などはJR取手駅で3月から、ちょっと変わった映像コンペティションを開催する。作品を上映するのは駅構内の通路の壁面で、審査には駅の利用者も参加できるというユニークなコンペ。開催を前に、7日から作品を募集する。
開催されるのは、市と「市壁面によるまちづくり実行委員会」(葛谷允宏(のぶひろ)委員長)が主催する「国際映像コンペティション取手2014」。人々が行き交う日常空間の通路に特設された壁面スクリーンを使って映像作品を上映し、通路利用者にも審査してもらうのが大きな特徴だ。
「パブリックな空間の壁面だからこそという意欲的で既成概念にとらわれない作品を」と、作品のテーマは自由。個人、グループともに応募でき、プロ、アマチュア、年齢、国籍は不問。1人(1グループ)3点まで応募可能。作品時間は1作品15分以内。締め切りは3月7日。
審査はコンペ開催前に実行委員会が行い、大賞1点、優秀賞3点を選び、3月17日に発表。受賞作品と応募作品は期間中の同月29日から5月9日までの間、取手駅東西連絡通路の壁面で上映し、通路の利用者の投票で観客賞1点も選ぶ。
副賞として、大賞には賞金10万円と映像個展開催権、優秀賞と観客賞には映像個展開催権が贈られる。
藤井信吾市長は「コンペは映画館でもアートスペースでもない、取手の通路から世界へと発信するもので、既存のジャンルや表現を超えた映像作品の応募を期待する」と話している。
問い合わせは、市文化芸術課(電)0297・74・2141。
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駅連絡通路に特設スクリーン 3月下旬上映開始 落書き防止も狙い
毎日新聞20140121
落書き防止と芸術の街・取手の発信を図ろうと、取手市は、
取手駅東西連絡通路の壁面に特設スクリーンを設置し、
上映場所とする「国際映像コンペティション取手2014」を初めて開催する。
2月からプロ、アマを問わず、斬新な発想の作品を募集。
審査を経て、3月末に上映を開始する。
通路壁面の落書きに頭を悩ませた市が、若手現代美術家7人でつくる
市壁画によるまちづくり実行委員会」に対応策を相談。
実行委が映像コンペを発案し、共催することにした。
実行委員長の葛谷允宏さん(32)=同市井野=は
「壁画だと画家に限られるが、映像ならば幅広い分野から応募が見込まれる。
世界中の目が取手に向くよう仕掛けたい」と意気込んでいる。
作品は15分間以内で、テーマは自由。
2月7日〜3月7日に応募を受け付け、受賞作と審査通過作品(本数未定)は
3月29日〜5月9日、
東西連絡通路の特設スクリーン(幅8メートル、高さ2・7メートル)で上映する。
大賞には賞金10万円を贈呈。
期間中には一般投票も行い、最多得票作品に観客賞を授与する。
すでに特設スクリーンが設置されており、今月25日からは映像作家、坂野充学さんの作品を上映する。
問い合わせは同市文化芸術課(0297・74・2141)。