常陽新聞 20141022
空き家 活用し、取手に移住を 最大100万円補助も 毎日新聞 20141017
住みたい人←NPOがユニーク案募集しマッチング→改修プラン
空き家を有効活用し、首都圏から移り住んでもらおうと、
取手市のNPO法人「取手アートプロジェクトオフィス」が20日、
同市内の空き家4軒の改修プランを募集開始する。プランを公表し、
「こんな家ならば住んでみたい」と考える人も別途募集。
プランと入居希望者をマッチングできたら改修し、居住してもらう計画だ。
同NPOは建築設計会社「オープン・エー」(東京都千代田区)と共同で同計画を実施。
計画名を「あしたの郊外」と銘打って、アートや独自性、個性のある改修プランを求めている。
計10軒の空き家の提供を目標に掲げており、20日には4軒の改修プランを募集する。
4軒は開設予定のウェブサイト「取手アート不動産」で公開し、プラン作成の参考にしてもらう。
同NPOではアトリエや研究室、サークル活動部屋など多様な活用方法を想定しており、
集まったプランはウェブサイト「あしたの郊外」で公表し、入居希望者の応募を受け付ける。
同計画は国土交通省の「住宅団地型既存住宅流通促進モデル事業」に採択されており、
一部物件には改修費に最大100万円(工事費の3分の1)の補助があるという。
残る改修費は家主と入居希望者が協議して負担割合を決定する。
また、入居者は家賃が必要。
プラン発案者に謝礼などはないものの、自身の作品が実際の住宅に使用される魅力がある。
同NPOの羽原康恵理事は「取手は首都圏から40キロ圏内。
アートに触れ合い、自分の感性を生かした住み方を提案してほしい」と話している。
同NPOは20日午後7時半、横浜市中区海岸通3のバンカートスタジオNYKで、
「キックオフ・シンポジウム」を開催。建築家ら8氏がプラン例などを発表する。
定員100人(要事前申し込み)、参加費500円。
問い合わせは同NPO(0297・72・0177)。