リーダー育む授業公開に500人 江戸川学園取手小

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リーダー育む授業公開に500人 江戸川学園取手小
常陽新聞 2015年07月08日

江戸川学園取手小オープンスクール
リーダーシッププログラムを取り入れた1年1組の道徳の授業=取手市野々井の江戸川学園取手小学校

 心豊かなリーダーの育成を教育理念に掲げる江戸川学園取手小学校(取手市野々井、若林富男校長)のオープンスクールが4日、同校で開かれた。入学を検討する親子や児童の保護者ら約500人が参加、リーダーシッププログラムを取り入れた道徳の授業などを見学したり、放課後開講しているアフタースクールを実際に体験したりした。

 2014年に開校した同校は4月から、ベストセラー書籍『7つの習慣』に基づいた学校改革プログラム「リーダー・イン・ミー」を取り入れ、子どもたちのリーダーシップ育成を図っている。今回はふだんの児童の学校生活を見てもらうとともに、児童のリーダーシップ強化イベントとして実施した。

 1年1組の道徳の授業「まいにちのせいかつ」では、良い習慣と悪い習慣がテーマ。子どもたちは「前の日にしたくをする」「なんでも食べる」といった良い習慣ができているかどうかを自分でチェック。「悪い習慣を良い習慣に変えるには、小さなできることを続けること」という先生の言葉に元気よくうなずいていた。

 4歳の女の子と見学に訪れた母親は、「子どもたちがとてもしっかりして、先生の話を聞けていることに感心した。日々の指導が行き届いていると思った」と話していた。

 アフタースクール体験では、同校で行っている18講座のうち英語や理科実験、ダンスなど5講座を開講。参加者は親子でスライム作りに取り組んだり、子どもが英語の歌やマット運動に挑戦したりと、体験を楽しんだ。

 校内では3年生の児童が、進んで案内を担う姿も見られた。松浦大都くんは生活科室を案内、「ここには茶釜があり、アフタースクールの時に使います」などとはきはきした声で説明した。

 若林校長は「子どもたちが生き生きと進んで行動している姿をご覧いただけたと思う。今後も教員が後押しし、子どもたちがより前面に出て活動していくようサポートしたい」と話していた。

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