絵本で知る世界の国々 取手市立ふじしろ図書館にて

常陽新聞 20150922

絵本と言語を通して世界を知ってもらおうと、取手市立ふじしろ図書館(同市藤代)2階ギャラリーで、「絵本で知る世界の国々~IFLAからのおくりもの」が29日まで開かれている。

 IFLA(国際図書館連盟)には160カ国・1600団体が加盟、オランダのハーグに本部がある。今回の催しは県内の市立図書館では初開催。世界37の国や地域の図書館員が選んだ、その国の代表的な絵本307冊を国際こども図書館(東京台東区・上野公園内)から借り出して展示している。

 米国や欧州をはじめ、アジア、中東、アフリカなどの絵本を直接手に取ってみることができるとあって連日大勢の市民が来場している。同市の女性は、「3歳の孫と絵本を読むのが日々の楽しみ。外国語は理解できなくても挿絵で雰囲気を味わうことができる」と話していた。

 27日には「がいこくごとにほんごのおはなし会」を館内の集会室で開催。市国際交流協会の協力で、日本語を交え、インドネシア語、中国語、ベトナム語による絵本の読み聞かせを行う予定。

 展示の絵本の貸し出しは行っていないが、同図書館に所蔵の日本語版の絵本も併せて紹介。「読み比べてみる良い機会なので、たくさんの方に来場してほしい」と、同図書館の近藤たみさん。

◆問い合わせは同ふじしろ図書館(電話0297・70・8181)まで。

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