取手の旧本陣で 公募の市民ら50人参加
江戸時代、参勤交代の宿泊に使われた取手市取手2の「旧取手宿本陣染野家住宅」(県指定文化財)で22日、消防訓練があった。消防団員や公募した市民ら約50人が参加。母屋で火災が発生したとの想定で屋外へ避難し、訓練用の消火器の使い方を実践したあと、カヤぶきの母屋に水がかからないように庭へ向けて勢いよく放水した。
消防車だけでなく、敷地内に備え付けられた放水銃も稼働した。同住宅の管理を委託されているシルバー人材センターの飯田美智子さん(68)らが構えた。飯田さんは「すごい威力で頼もしい。操作は難しくはないが、やはり訓練が必要」と話していた。同建物は1795年に建築。訓練は文化財防火デー(1月26日)にちなみ、市教育委員会と市消防本部が実施した。