再生エネ発電所 耕作放棄地活用 取手で開所式
毎日新聞2016年7月23日
太陽光発電会社「いちごECOエナジー」(東京都千代田区)は20日、取手市下高井で「いちご取手下高井ECO発電所」の開所式を行った。小貝川沿いの耕作放棄地約2・1ヘクタールを地権者の協力で活用。売電収入の3%を現地の環境整備に役立てる。
南北二つの発電所で構成し、出力は計1577キロワット。式で同社の五島英一郎社長は「土地を有効活用して再生エネルギーを生み出したい」とあいさつした。地権者らでつくる地元の推進協議会の今泉文好副会長(76)は「減反政策で米価が下落し、(農地が)放置された。草丈が1〜2メートルも伸び、どうしようもなかった。安全な発電をお願いしたい」と述べた。
年間総発電量178万キロワット時(約500世帯分)を見込み、既に11日から発電を始めている。