散歩道
福島の避難者と納涼会 取手 /茨城
毎日新聞2016年8月29日
福島第1原発事故の影響で取手市などに避難する人たちと市民との交流団体「取手・南相馬・双葉浜通りの集い」は27日、戸頭団地内の交流スペース「戸頭おやすみ処」で納涼会を開いた。約30人が参加。集合するのは3月以来5カ月ぶりとあって近況や古里の思い出話がつきない様子だった。
団体の三浦邦夫代表(72)は「震災から5年半、地域の皆さんに本当に支援をいただいてきた。少しずつ生活に慣れ、穏やかな日を過ごしている」とあいさつ。夕食を共にしながら、歓談した。
福島県大熊町から避難し、家族4人で取手市内に暮らす渡辺秀子さん(65)は「同じ双葉郡の人たちとも知り合い、交流を深めています」と話していた。