常磐線 開業120年、記念入場券発売 JR東、3300組限定
毎日新聞2016年12月4日
JR東日本は3日、常磐線開業120周年記念入場券を、北千住駅(東京都)-取手駅(取手市)間の快速が停車する5駅で一斉に発売した。取手駅では120組目を買った同市台宿の本多淑子さん(78)に、郷司良廣駅長と藤井信吾市長から記念品が贈られた。
常磐線は1896年12月25日、当時の日本鉄道が田端-土浦間を開業したのが原点。記念入場券は南千住-荒川沖の9駅の入場券、発売駅の模擬切符と写真入り台紙セットで1260円。計3300組の限定版だ。
本多さんは東京都内に住む鉄道好きの小学6年の孫に頼まれ、午前8時の発売前から行列に。「運は弱い方。約20年前までキオスクで働いたおかげでは」と驚いていた。同駅では午前中に計500組が完売した。