取手競輪場で初のG1 16日開幕「全日本選抜」
茨城新聞 2017年2月3日
取手競輪場で初のG1 16日開幕「全日本選抜」
全日本選抜競輪のポスターを貼るスタッフ=取手市白山の取手競輪場
取手市白山の取手競輪場で、G1全日本選抜競輪(16~19日)の準備が着々と進んでいる。同競輪場でG1が開催されるのは初めて。臨時の販売窓口を設置するほか、メインスタンド内の展示ブースや屋外ステージもG1仕様に「模様替え」した。担当者は「お客さまには少しでも気持ちよく過ごしてもらえるよう、万全の体制でお出迎えしたい」と意気込んでいる。
全日本選抜競輪は、六つあるG1の一つ。競輪選手の最高ランク「S級S班」の全9人をはじめ、各都道府県でトップの成績を残した選手、全国8地区の成績上位者ら108人で争う。茨城支部からは、武田豊樹選手(43)や芦沢大輔選手(34)ら6人が出場する。
同競輪場の担当者によると、4日間の開催期間で約2万3千人の来場を見込んでいる。昨年度に同競輪場で行われた「取手競輪開設65周年記念」(G(3))が約1万4千人の来場者だったことから、文字通り「段違いの動員が予想される」という。
そのため、通常の投票窓口86に加え、臨時窓口を23設置。さらに、メインスタンド正面入り口前には大型テントを設営し、テント内でもモニターでレースを観戦できるように環境を整える。
このほか、駐車場不足に備えるため、取手駅西口と市役所裏側に計500台分の臨時駐車場(市役所裏側は18、19日)を準備。当日は、無料バスを10~20分間隔で運行予定だ。
開催初日の開会式では、歌手の松崎しげるさんが国歌を独唱。また、開催中は未確定車券抽選会や地元選手応援コーナーなどのイベントも開かれる。
担当者は「取手競輪初のG1レース。ぜひ、実際に来て日本トップ選手の走りをご覧いただきたい」と話した。問い合わせは同競輪場(電)0297(73)3240。