取手で犠牲者追悼コンサート

東日本大震災

取手で犠牲者追悼コンサート 東北出身歌手6人と市民が出演 茨城

毎日新聞2017年3月21日

 東日本大震災の犠牲者を追悼し、被災者支援に感謝する「祈りと感謝のコンサート」が20日、取手市新町の取手ウェルネスプラザで開かれた。東北出身歌手6人と市民の合奏グループ、合唱団が出演。約200人が耳を傾けた。

 復興支援団体「東北を繋(つな)ぐ架け橋プロジェクト ひだまり」(取手市)が主催。福島県会津若松市出身の鈴木ミチさん(取手市)、宮城県石巻市の大内あゆみさん、福島県浪江町から群馬県に避難した牛来美佳さんらが歌った。牛来さんは「浪江にたくさんの人の声が響くには何十年もかかる。その日が来ることを信じて歌います」と語った。

 演奏前に、交流団体「取手・南相馬・双葉浜通りの集い」代表の三浦邦夫さん(73)が被災体験を発表。福島県南相馬市で生まれ育った三浦さんは「南相馬で親せきや友人を亡くし、仕事も失った。取手に避難して生きる自信をなくした時、素晴らしい方に出会い、思いやりの心のありがたさを知った」と感謝した。

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