取手の飲食店5店舗でタニタ監修健康メニュー
カロリーや塩分に配慮
茨城新聞 20180424
外食でも栄養バランスのいい食事を取ってもらおうと、取手市内の飲食店は4月から、健康計測機器メーカーのタニタ(東京)が監修したオリジナル料理を提供している。野菜の量や摂取カロリーに配慮した健康メニューを楽しむことができる。
参加店は、フランス料理やイタリア料理など5店。タニタが監修した各メニューは、1食約500キロカロリーで塩分約3グラム、野菜の1日の摂取目標(350グラム)の半分を摂取できるという。
インド・ネパール料理のクマリでは、サフランライスや鶏肉と野菜のスパイス炒め、豆のスープ、グリーンサラダ、バナナからなるカレーセットを考案した。
店長のスシール・タパさん(45)は「豆のスープはネパールで毎日食卓に出るもので、日本のみそ汁のようなもの。スパイス炒めは優しい味でおいしく、辛さも調節できる」と話している。
取手市が昨年10月、提供店舗を募り、応じた各店が同11月から、レシピ作りを始めた。タニタ側が店のレシピに指摘を加えたり、試食して味を確認したりして完成させた。
メニューの提供はランチのみ。ほかの参加店は、伊太利庵Buono▽ラ・ベル・フォンテーヌ(要予約)▽グリルよしだ(同)など。