アート通じ交流を 取手駅ビルに複合文化施設 きょう開場
毎日新聞 2019年12月21日
JR取手駅の駅ビル「ボックスヒル取手」の4階に21日、複合文化交流施設がオープンする。東京芸術大卒業生や市民の作品を展示し、芸術家や市民らがアートを通じて交流する場となる。
施設の名称は「たいけん美じゅつ場(愛称はVIVA)」。取手市、東京芸大、JR東日本東京支社、ビル経営「アトレ」が連携し、4階の全フロア2260平方メートルを改造した。
芸大卒業生の金属彫刻などを公開する「東京芸大オープンアーカイブ」、市のギャラリーや工作室、旅や芸術の本をそろえたJR「大人の休日倶楽部ライブラリー」もある。ギャラリーでは1月12日まで、地元作家49人の作品展が開かれる。
20日に開場セレモニーがあり、施設を監修した東京芸大の日比野克彦・美術学部長は「みんながスケッチを描く交差点のように影響し合う場所になる」と語った。