第1回常陸太田発酵食品サミット

茨城新聞 動画ニュース 201019

常陸太田市の発酵産業の振興を図ろうと、日本酒やしょうゆ、納豆など発酵食品に携わる­市内の企業や団体が「常陸太田発酵食品ネットワーク」を立ち上げた。同市中城町の市商­工会館で7日、「第1回常陸太田発酵食品サミット」が開かれ、参加した約20の協力企­業や団体が発酵食品製造の現状と課題、今後の展望などについて意見を交わした。

 同市内には日本酒や焼酎をはじめ、みそ、しょうゆ、漬物、納豆など発酵食品を製造・販­売している企業が多い。そこで市内をはじめ県内、全国に総合的にアピールする体制を築­こうと、企業や団体が手を組んだ。

 サミットの冒頭、同ネットワーク発起人代表の田仲昭一さんが「発酵食品と発酵食文化の­素晴らしさを広く発信し、地域活性化につなげたい」とあいさつ。事務局の山口景司さん­がサミット開催の経緯や趣旨を説明した上で「横のつながりを強め、みんなで力を合わせ­て発酵と縁が深い常陸太田地域の魅力をPRしていきたい」などと述べた。

 会合には発酵食品の生産・製造メーカーをはじめ、菓子店や飲食店、パン屋、JA常陸、­料理教室など幅広いジャンルの企業、団体が顔をそろえた。参加者からは「新商品開発に­努めたい」「新たな販路拡大につながれば」「発酵食品への理解をより一層深める機会に­したい」などの意見が出された。

 また、同ネットワークの第1弾企画として、来年1月下旬に「常陸太田発酵食品フェステ­ィバル(仮)」と題したイベントを開催することを確認。基調講演や物産展のほか、発酵­食品を使った調理実演、体験教室など、「食べる」「飲む」だけでなく、発酵食品の歴史­や製造過程など「学ぶ」ことにも力を入れた催しになる計画だという。

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