関東甲信越競技ダンス茨城県大会

関東甲信越競技ダンス
茨城県大会 軽やかに、優美に 11都県から540組 取手 

毎日新聞2016年4月12日 茨城県

 アマチュアのダンス愛好者がペアで踊る関東甲信越競技ダンス茨城県大会が10日、取手市野々井の取手グリーンスポーツセンターで開かれた。福島も含む11都県から約540組が出場。軽やかなステップと優美な身のこなしで技量や表現力を競った。競技と別枠で車いすダンスも同大会では初めて披露され、満場の拍手を浴びた。

 県ボールルームダンス連盟などが主催。ワルツなどのスタンダードと、華麗なラテンアメリカンに分かれ、それぞれ各級ごとに予選から決勝まで分刻みで進行した。スタンダードB級では、大人に交じって国学院栃木高1年、丹生洋介さん(15)と栃木翔南高1年、藤田桃加さん(15)の高校生ペアが総合優勝。丹生さんは「最後まで楽しかった」、藤田さんは「気持ちよく踊れた」とそれぞれ笑顔で話した。

 車いすダンスは神栖市の車いすダンス研究会「クァルト」などを中心に約20人が出演。健常者と車いすダンサーが素早く交差する踊りなどを実演した。男女の車いすダンサー同士の踊りでは神栖市の保立静さん(49)と千葉県匝瑳(そうさ)市の木内千鶴さん(60)が息のあった演技で参加者を魅了した。10年前からダンスを始めた保立さんは「練習をすればするほど技術が上がり、踊る楽しさを感じる」と語った。

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