創刊 経営のツボ満載 起業家群像に焦点 取手

無料月刊誌
創刊 経営のツボ満載 起業家群像に焦点 取手  茨城

毎日新聞2016年4月15日 

 一般社団法人「とりで起業家支援ネットワーク」(取手市)が、中小企業経営者のインタビューで構成する無料月刊情報誌の発行を始めた。経営の勘所や起業を志す人への助言も盛り込む。3月に創刊。毎月8人ずつ紹介し、最新の4月号では菓子、仏料理店など一線で活躍する元気な経営者が登場している。

 情報誌のタイトルは「Match−46(読む)」。同法人が取手駅西口で運営する貸事務所「Match−hako(マッチ箱)」センター長、梅津勝明さん(43)が自ら取材する。元放送作家で、ラジオ番組の台本執筆を本業にしてきたが、1月末に東京都内から取手に引っ越し、新鮮な目線で取り組む。

 取材相手の人選や交渉と写真撮影はスタッフの林博之さん(64)が担う。2人コンビで既に5月号掲載予定の8人を含め24人を取材した。梅津さんは「自分と向き合い、自らを律することを大切にしている。老舗でも新しいことに挑むなど、仕事にかける覚悟が伝わってくる」と語る。1店を1ページ、約800字にまとめる。

 4月号で最初に登場するのは、「歌舞伎あられ池田屋」(同市山王)の池田裕児さん。起業志望者に向けて、「『何で自分がやらなきゃならないのか』を考えたほうがいいですね。誰でも安易にできるものは長くは続かない」と助言している。

 支援ネットや掲載店などで配布。創刊号3000部だったが、5月号(同月中旬に発行予定)は5000部に増やす。

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