ヤギで癒やしのひととき 東京芸大取手キャンパス

ヤギで癒やしのひととき 東京芸大取手キャンパス

毎日新聞2019年11月25日

取手市小文間の東京芸術大取手キャンパスで24日、連れてきたヤギをスケッチしたり、タッチするイベントがあり、市民約100人が癒やしのひとときを過ごした。

ヤギを通して市民が美術に関わる場をつくろうと、市や同大などでつくる「取手アートプロジェクト実行委員会」が企画した。

スケッチは、茨城大農学部(阿見町)から雌の「キャサリン」(9歳)を連れてきて、同キャンパスの「芸大食堂」脇の草地で開催。親子連れら20組が、東京芸術大美術学部の小沢剛教授(現代美術)の指導で、クラフト紙に描いた。人体の輪郭の中に複数のヤギを入れ込むなど、独創的な作品が仕上がった。

実行委は、市民が日常的にキャンパスを訪れてヤギとふれ合えるよう、来秋にも実際に数頭を飼う計画。ヤギを連れてきた茨城大農学部の安江健教授(家畜行動学)は「ヤギは人に慣れるので癒やされる」と話している。

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