取手市の10代男子大学生 新型コロナウイルス感染症

茨城新聞 20200731

茨城県と水戸市は30日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計12人確認されたと発表した。水戸市泉町3丁目のキャバクラ「CLUB Wayne(クラブウェイン)」の関連では、従業員の20代女性1人の感染が新たに判明し、同店関係の感染者は計5人となった。高橋靖市長は「クラスター(感染者集団)の発生と認識している」とし、県と協力して対策を進める方針。県内の累計感染者は280人となった。

新規感染者の増加に伴い、県独自の判断指標のうち「1日当たりの陽性者数」と「陽性率」の県内感染状況に関する2項目が同日、警戒度が2番目に高い「ステージ3」に上がった。

同店について、市は感染が確認された従業員らの行動歴などを調べている。これまで従業員14人にPCR検査を実施した。同日までに利用客ら約30人から相談を受けており、順次、検査や健康観察を行っていく。疫学的観点から7月1日以降に同店を利用した人に連絡を呼び掛けている。

ほかに、いずれも水戸市の20代無職男性2人と30代無職男性は、28、29日に感染が確認された同市の30代無職男性2人の友人。県や市によると、5人は7月中旬、10人ほどで市外でバーベキューをしていた。残りの4~5人は市のPCR検査で全員陰性だった。

茨城町の70代農業男性は、27日に感染判明した水戸市の70代男性の知人。農業男性は茨城町下土師のカラオケハウス「みや」の従業員で、同町小堤の喫茶店「窓」をよく利用していた。本人の意向もあり県は店名を公表、県中央保健所で利用客の相談を受け付ける。

つくばみらい市の40代男性は、29日に感染が報告されたつくば市の50代男性と今月下旬に仕事で接触があった。取手市の10代男子大学生は、今月11日に土浦市のライブハウス「土浦Club GOLD」を利用。

つくば市の20代会社員男性は今月下旬に都内で友人と会食。守谷市の40代会社員男性は今月中旬以降、仕事で千葉県内を複数回訪れていた。

ほかに東海村の50代と60代の無職男性2人、行方市の50代自営業男性。

県によると、新型コロナ感染者5人が30日までに回復し、退院や宿泊療養施設から退所するなどした。県内の退院・退所などは計206人となった。

また、ニトリは30日、水戸店の従業員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。29日に水戸市の検査で陽性が判明している。27日まで出勤していたが、他の従業員や客との濃厚接触はないという。

■県内感染確認者
280人(前日比+12人)
うち死者 10人
退院・退所等  206人
(県発表、30日午後10時現在)

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