つるしびな制作学ぶ 那珂、展示準備へ6講座
茨城新聞 20140907 動画ニュース
来年のひなまつりシーズンに向け、展示する飾り作りを始めるため
、「那珂つるしびなの会」(鴨志田和枝会長)は5日、
同市飯田のふれあいセンターよしので、「つるしびな講座」の開講式を開いた。
約半年をかけて準備を進める。
つるしびな講座は市中央公民館、総合センターらぽーるなど4会場で6講座が開かれる。
受講するのは108人で、講師は杉森公枝さん、関愛子さん、加藤美知子さんの3人が務める。
各講座とも10回開催し、藤の花やヒマワリ、節句人形などを作る予定だ。
開講式で、鴨志田会長は
「今年は現代的なまつり・フェスティバルを切り口に作品制作を進めたい」とあいさつ、
つるしびな制作を多くの人に伝え、広めていこうと呼び掛けた。
つるしびなは、邪気を払い、延命長寿を願う飾り。
那珂のつるし飾りは願う内容を飾りの形に託すのが特徴で、
お金が集まるようにと巾着を取り付けたり、災いが去るようにとサルを作ったり、
虫除けの効能がある唐がらしを布の端切れで作ったりする。
今年2月から3月上旬にかけて、
曲がり屋など同市内9会場で開かれたつるしびなの展示には、
延べ3万5千人が見物に訪れたという。