幕末維新遺墨展
志士の書画120点を展示 取手で21日まで
毎日新聞2016年7月9日
幕末から明治維新へと歴史を動かした志士たちの書画を集めた「近代日本の夜明け〜幕末維新遺墨展」が9日、取手市新町の取手ウェルネスプラザ(取手駅西口)で始まる。西郷隆盛の「獄中感有り」「逸題」や、坂本龍馬が木戸孝允に宛てた新政府綱領「船中八策」草案をはじめ、貴重な史料が目白押しだ。
市の主催。薩長同盟締結150年の節目に合わせて「茨城南龍馬会」が協力し、橋本秀孝会長(63)=龍ケ崎市=の所蔵品のうち約120点を展示する。橋本会長は「国を守るため命を張った志士の肉筆を見て、特に若い人たちには命と誇りを大切にしてほしい」と話す。9日午前10時から橋本さんが作品解説を行う。無料。21日まで。