千葉北西部や茨城で竜巻か 車浮き上がり、屋根瓦飛ぶ ~共同通信2011.04.25~
千葉県北西部や茨城県で25日午後、住宅の屋根が飛ばされるなど、
竜巻によるとみられる被害が相次いだ。警察や消防によると、
いずれもけが人の情報はなく、被害状況を確認中。
気象庁は、両県に竜巻注意情報を出して注意を呼び掛けた。
千葉県では午後1時すぎ、柏市名戸ケ谷のホームセンター駐車場で
突風にあおられたとみられる乗用車が浮き上がって傾き、近くに止めてあった車に接触。
白井市で、屋根や車庫が壊れたとの119番があった。
また鎌ケ谷市によると、屋根瓦などが飛ばされたとの通報が4件あった。
市消防本部の職員は「高さ約10メートルの消防署の建物より大きな竜巻が、
段ボールなどを巻き上げながら通過した」と驚いた様子で話した。
一方、午後1時25分ごろ、茨城県取手市白山で物置が飛ばされたと通報があった。
取手署などによると、プレハブの鉄骨が電線に引っ掛かったほか、
飛散したがれきで周辺の住宅の屋根や窓ガラスが壊れた。