~毎日新聞100926~
群衆が取り囲んでいるのはゾウの死骸(しがい)だ。22日深夜、インド東部西ベンガル州で貨物列車がゾウの群れをはね、7頭が犠牲となった。地元メディアによると、線路は野生のゾウが多数生息する森の中を通っている。2頭の子ゾウが線路上で動けなくなり、それを助けようと群れが集まっていたとの証言もある。
ゾウは、人間が聞き取れない音や振動を感じる能力があるという。04年のインドネシア・スマトラ沖大地震の際、津波の襲来を察知したゾウが丘へ駆け上がり、背中に乗せた観光客の命を救ったとの逸話がある。
事故当時、暗闇の向こうからレールを伝って迫り来るごう音と振動の恐怖はいかほどだったろう。死んだ7頭のうち4頭が大人だった。写真のゾウは400メートルほど引きずられたらしい。子ゾウを守るため、列車の前に身をていしたのだろう。【朴鐘珠】
痛ましい・・・記事でした