企画展:「将門伝説」考える あす講演会も−−取手 /茨城
毎日新聞 2013年08月09日 地方版
取手市など旧下総国相馬郡に残る「将門伝説」を考えようと、同市埋蔵文化財センターは、企画展「平将門と子孫たち」を開催している。関連史料や遺物など約500点を展示。10日午後1時半には、早稲田大の川尻秋生教授が「平将門の乱と東国社会」と題し、市福祉交流センターで講演する。
同文化財センターによると、相馬郡と将門を直接結び付ける史料はなく、取手市内で行われたとされる「藤代川合戦」を描写した軍記「前太平記」などは、伝説の世界を描いているという。同センターの飯島章係長は「(将門の後に)相馬郡を治めた千葉氏や相馬氏は、神格化された将門の血筋を継承していると主張して領地を支配した。当時から伝説が作られていたのではないか」と説明している。企画展は9月20日まで(会期中無休)。無料。問い合わせは同センター(0297・73・2010)。
企画展 「将門伝説」考える あす講演会も 毎日新聞20130809
取手市など旧下総国相馬郡に残る「将門伝説」を考えようと、同市埋蔵文化財センターは、企画展「平将門と子孫たち」を開催している。関連史料や遺物など約500点を展示。10日午後1時半には、早稲田大の川尻秋生教授が「平将門の乱と東国社会」と題し、市福祉交流センターで講演する。
同文化財センターによると、相馬郡と将門を直接結び付ける史料はなく、取手市内で行われたとされる「藤代川合戦」を描写した軍記「前太平記」などは、伝説の世界を描いているという。同センターの飯島章係長は「(将門の後に)相馬郡を治めた千葉氏や相馬氏は、神格化された将門の血筋を継承していると主張して領地を支配した。当時から伝説が作られていたのではないか」と説明している。企画展は9月20日まで(会期中無休)。無料。問い合わせは同センター(0297・73・2010)。