琉球寒緋桜
八重岳に7000本 濃いピンクが山を染め
毎日新聞2018年1月30日
日本一早咲きの桜として知られる琉球寒緋桜(リュウキュウカンヒザクラ)が沖縄本島北部、本部(もとぶ)町の八重岳(標高453メートル)の森を彩っている。
亜熱帯の地域でよく見られる桜で、八重岳の山頂から山腹にかけて約7000本が咲き誇っている。本土のソメイヨシノとは違って、気温が低い山頂付近から咲き始め、暖かい山のふもとへと開花していく。花は濃いピンクが多く、亜熱帯植物の緑のヒカゲヘゴと美しいコントラストを見せている。
本部町商工観光課は「例年より早く今月中旬から咲き始めました。今週末までが見ごろです」と話している。