Posts Tagged ‘茨城新聞’

取手ブランド 包装紙でPR

木曜日, 6月 28th, 2012
「取手ブランド」発信 市のアンテナショップ来月から
包装紙もオリジナル活用
【写真説明】オリジナルデザインの包装紙などで発信する「取手ブランド」=取手市役所
取手市内の大型ショッピングセンターに、市特産品を扱うアンテナショップを設けている同市は26日、オリジナルデザインの包装紙を活用するなど新たなサービスを始めると発表した。
市の特産品は、県のアンテナショップ「黄門マルシェ」などにも出品しているが、単独のショップは初めて。商業振興策の一環で市商工会に委託し、11日から来年2月までの予定で、同市戸頭のイオン取手店1階食料品売り場に市特産品コーナーを設けた。
市内で製造・販売している小川製菓、戸祭貞次郎商店、田中酒造、山中屋、NPOバイオライフ、歌舞伎あられ池田屋、椎名米菓の7事業所が参加。せんべい、漬物、清酒、豆菓子など31品目を対面販売している。
7月1日から本格的に始まる新サービスは「取手ブランド」の発信が目的。包装紙デザインを市内のデザイン会社が担当して新鮮なイメージを打ち出し、好みの商品の組み合わせができるセット販売を採り入れた。
同市は「お中元の季節でもあり、贈答品などに取手ブランドを活用して」と呼び掛けている。

「取手ブランド」発信 市のアンテナショップ来月から  ~茨城新聞20120627~

包装紙もオリジナル活用

取手市内の大型ショッピングセンターに、市特産品を扱うアンテナショップを設けている同市は26日、オリジナルデザインの包装紙を活用するなど新たなサービスを始めると発表した。

市の特産品は、県のアンテナショップ「黄門マルシェ」などにも出品しているが、単独のショップは初めて。商業振興策の一環で市商工会に委託し、11日から来年2月までの予定で、同市戸頭のイオン取手店1階食料品売り場に市特産品コーナーを設けた。

市内で製造・販売している小川製菓、戸祭貞次郎商店、田中酒造、山中屋、NPOバイオライフ、歌舞伎あられ池田屋、椎名米菓の7事業所が参加。せんべい、漬物、清酒、豆菓子など31品目を対面販売している。

7月1日から本格的に始まる新サービスは「取手ブランド」の発信が目的。包装紙デザインを市内のデザイン会社が担当して新鮮なイメージを打ち出し、好みの商品の組み合わせができるセット販売を採り入れた。

同市は「お中元の季節でもあり、贈答品などに取手ブランドを活用して」と呼び掛けている。

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らしん盤 カフェそよかぜオープン

火曜日, 6月 19th, 2012

18日 NPO法人らしん盤が『カフェそよかぜ』をオープンしました

らしん盤 カフェそよかぜオープン

らしん盤 カフェそよかぜオープン

画廊喫茶も兼ねています

もちろん買えますよ

収益金の一部は、そよかぜの活動費に充てられます

らしん盤 カフェそよかぜオープン

らしん盤 カフェそよかぜオープン

らしん盤 カフェそよかぜオープン

らしん盤 カフェそよかぜオープン

らしん盤 カフェそよかぜオープン

らしん盤 カフェそよかぜオープン

らしん盤 カフェそよかぜオープン

本日ランチタイムは満席でした

時間をずらしてお出かけください

らしん盤 カフェそよかぜオープン

~毎日新聞20120919~

精神障害者就労:取手のNPO法人、カフェオープン /茨城
毎日新聞 2012年06月19日 地方版
取手市寺田の市役所近くで18日、特定非営利活動法人(NPO法人)「らしん盤」(高島睦子代表、22人)が、精神障害者の雇用の場として運営する「caf〓 そよかぜ」がオープンした。就労を希望する精神障害者をサポートし、一般の職場に就職できるよう支援する。
現在は10人の障害者が宅配便の配達物を自転車で届ける仕事をしている。障害者の中には、軽食・喫茶店で料理を作ったり、接客する仕事を望んでいる人もおり、手助けをするため開店したという。
カフェは広さ約18平方メートルで客席は12席。絵画や写真などを楽しみながら食事をしてもらおうと常時、絵画展や写真展などを開催している。営業は月〜金曜の午前11時〜午後4時半。ランチ650円。
市によると、市内には約1300人の精神障害者がいるが、そのうち障害者手帳を持っている人は497人しかおらず「就労への道は険しい」という。高島代表は「カフェで働くため2〜3カ月訓練し、適性に応じ配置したい」と話している。問い合わせは同店(電話0297・84・6475)へ。

精神障害者就労:取手のNPO法人、カフェオープン

取手市寺田の市役所近くで18日、特定非営利活動法人(NPO法人)「らしん盤」(高島睦子代表、22人)が、精神障害者の雇用の場として運営する「caf〓 そよかぜ」がオープンした。就労を希望する精神障害者をサポートし、一般の職場に就職できるよう支援する。

現在は10人の障害者が宅配便の配達物を自転車で届ける仕事をしている。障害者の中には、軽食・喫茶店で料理を作ったり、接客する仕事を望んでいる人もおり、手助けをするため開店したという。

カフェは広さ約18平方メートルで客席は12席。絵画や写真などを楽しみながら食事をしてもらおうと常時、絵画展や写真展などを開催している。営業は月〜金曜の午前11時〜午後4時半。ランチ650円。

市によると、市内には約1300人の精神障害者がいるが、そのうち障害者手帳を持っている人は497人しかおらず「就労への道は険しい」という。高島代表は「カフェで働くため2〜3カ月訓練し、適性に応じ配置したい」と話している。問い合わせは同店(電話0297・84・6475)へ。

~茨城新聞20120619~

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~東京新聞20120620~

取手 画廊喫茶で就労支援 精神障害者10人が訓練

取手市寺田の精神障害者の就労移行支援事業所「そよかぜ」は、同じ建物の一角に画廊喫茶「cafeそよかぜ」をオープンさせた。接客や皿洗い、清掃、調理補助の訓練施設を兼ね、就労を希望する十八歳から六十五歳までの十人が約二カ月間、同店で訓練を受ける。

事業所は平屋建て約七十五平方メートルで、多目的訓練施設や厨房(ちゅうぼう)などを備える。うち約十七平方メートルの画廊喫茶はテーブル四卓、椅子十六脚で、ランチなどの軽食やコーヒーなどを提供する。壁に市内在住作家などの芸術作品が定期展示される。

就労移行支援事業所「そよかぜ」は同市のNPO法人「らしん盤」(高島睦子代表)が今月一日に設立した。これまでらしん盤が携わっていた訓練生のメール便宅配やチラシ入れなどの事業も同事業所に引き継ぐ。 (坂入基之)

~産経新聞20120620~

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~常陽新聞20120620~

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関連記事 ~茨城新聞20120619~

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「思春期の女の子の育て方」取手聖徳長野校長ら共著出版

火曜日, 6月 19th, 2012
「思春期の女の子の育て方」取手聖徳女子中高・長野校長ら共著出版
体験基に母親にエール
【写真説明】実践に裏付けられた子育て助言集を出版した長野雅弘校長=取手市山王の取手聖徳女子中高校
2年前に、全国初の女子教育プログラム「女性キャリア」を導入して着実な成果を挙げる、聖徳大付属取手聖徳女子中高校(取手市山王)の長野雅弘校長と、マザーカレッジ主宰、江藤真規さんの共著「思春期の女の子の育て方」が、子育て中の母親らの注目を集めている。
「完璧でなくても、保護者と教師が協力することこそが重要」を持論とする長野校長は、同校での講演で「子どもとともに成長する」という江藤さんの生き方を知り、「2人の実践と体験が、子育てに悩む母親へのエールになれば」と出版に踏み切った。
帯カバーに「思春期の子育ては親にとっても、最高の成長のとき」と書かれた同書では、「学校生活と勉強に関すること」「子どもの問題行動に関すること」など5編、50事例を挙げ、それぞれの体験を踏まえて助言している。
「勉強しない」という事例に対して、「不安を隠しているだけ。小さな目標、スモールゴールを積み重ね、『できる自分』を実感させよう」と記した長野校長は「自信がつけば、意欲がわき出すはず」と説明。「家庭での最大の教育者は母親。ひとつひとつこなせば、視界が開けることを子どもと共感して欲しい」と話した。
「思春期の女の子の育て方」(ディスカヴァー・トゥエンティワン社刊)は1500円(税別)。問い合わせは同社TEL03(3237)8321(代)。

「思春期の女の子の育て方」取手聖徳女子中高・長野校長ら共著出版 ~茨城新聞20120618~

体験基に母親にエール

2年前に、全国初の女子教育プログラム「女性キャリア」を導入して着実な成果を挙げる、聖徳大付属取手聖徳女子中高校(取手市山王)の長野雅弘校長と、マザーカレッジ主宰、江藤真規さんの共著「思春期の女の子の育て方」が、子育て中の母親らの注目を集めている。

「完璧でなくても、保護者と教師が協力することこそが重要」を持論とする長野校長は、同校での講演で「子どもとともに成長する」という江藤さんの生き方を知り、「2人の実践と体験が、子育てに悩む母親へのエールになれば」と出版に踏み切った。

帯カバーに「思春期の子育ては親にとっても、最高の成長のとき」と書かれた同書では、「学校生活と勉強に関すること」「子どもの問題行動に関すること」など5編、50事例を挙げ、それぞれの体験を踏まえて助言している。

「勉強しない」という事例に対して、「不安を隠しているだけ。小さな目標、スモールゴールを積み重ね、『できる自分』を実感させよう」と記した長野校長は「自信がつけば、意欲がわき出すはず」と説明。「家庭での最大の教育者は母親。ひとつひとつこなせば、視界が開けることを子どもと共感して欲しい」と話した。

「思春期の女の子の育て方」(ディスカヴァー・トゥエンティワン社刊)は1500円(税別)。問い合わせは同社TEL03(3237)8321(代)。

水戸市「ニコニコ動画」内に公式チャンネルを設置

水曜日, 6月 13th, 2012
水戸市「ニコ動」で魅力発信
チャンネル開設、観光PR
【写真説明】「ニコニコ動画」に水戸市のチャンネルが開設された
水戸市の魅力を全国に広めようと、同市は12日までに、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」内に公式チャンネルを設置した。市によると、地方自治体のチャンネル開設は福岡市に続き全国で2番目。観光PRのほか、人気映画のロケ地への道のりを説明する内容など6動画を閲覧できる。今後、市は積極的に動画数を増やす方針という。
ニコニコ動画は、閲覧者の投稿コメントが画面に流れるのが特徴で、閲覧数も分かることから、常に反応を確認することができる。市の動画は同様サイトの「ユーチューブ」でも閲覧できる。
市魅力発信課は、さまざまな視点で市を紹介する動画を提供し、「地元では気付かない魅力を発見できるかもしれない」と、チャンネル設置の効果に期待する。
チャンネル数は12日現在、アニメや映画などさまざまな分野の1341。水戸市が開設する「メディア・社会」分野は、中央省庁や各政党などが設けている。
映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地となった七ツ洞公園を紹介する動画は、公園までの道のりを車載カメラの映像で案内した。このほか、千波湖や偕楽園、保和苑のアジサイなど市内の観光地を紹介する映像などが楽しめる。

水戸市「ニコ動」で魅力発信 チャンネル開設、観光PR ~茨城新聞20120613~

水戸市の魅力を全国に広めようと、同市は12日までに、インターネット動画サイト「ニコニコ動画」内に公式チャンネルを設置した。市によると、地方自治体のチャンネル開設は福岡市に続き全国で2番目。観光PRのほか、人気映画のロケ地への道のりを説明する内容など6動画を閲覧できる。今後、市は積極的に動画数を増やす方針という。

ニコニコ動画は、閲覧者の投稿コメントが画面に流れるのが特徴で、閲覧数も分かることから、常に反応を確認することができる。市の動画は同様サイトの「ユーチューブ」でも閲覧できる。

市魅力発信課は、さまざまな視点で市を紹介する動画を提供し、「地元では気付かない魅力を発見できるかもしれない」と、チャンネル設置の効果に期待する。

チャンネル数は12日現在、アニメや映画などさまざまな分野の1341。水戸市が開設する「メディア・社会」分野は、中央省庁や各政党などが設けている。

映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地となった七ツ洞公園を紹介する動画は、公園までの道のりを車載カメラの映像で案内した。このほか、千波湖や偕楽園、保和苑のアジサイなど市内の観光地を紹介する映像などが楽しめる。

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夜になるとYouTubeが繋がりにくくなりますが

ニコニコ動画は、DLできています

みなさん そうなのかしら・・・

これからは、動画など動きのある映像の需要が増えると思うのです

動画で街を紹介していきたいです

第14回レディース茨城会総会

月曜日, 6月 11th, 2012

茨城新聞

第14回レディース茨城会総会でした

県内の販売店レディーが一堂に会し

地域の皆様と、どのようにつながり愛されていく販売店になるには・・・

皆さん 努力されているなぁ

レディ-ス茨城総会

茨城新聞社様 お世話になりました

みどりが丘幼稚園 田植え記事

火曜日, 6月 5th, 2012

茨城新聞20120605

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取手松陽高校 EUがあなたの学校にやってくる

日曜日, 5月 20th, 2012

~茨城新聞20120520~

茨城新聞20120520

さあこれからだ 新聞記事より

日曜日, 5月 20th, 2012
さあこれからだ:/30 あったかな心、つながる=鎌田實
毎日新聞 2012年05月19日 東京朝刊
心温まる話をしよう。
福島県石川郡平田村に、一般財団法人「震災復興支援放射能安全研究所」が設立された。田舎には場違いの研究所だが、次の世代を担う子どもたちを守るため、全身の内部被ばくを測定できるホールボディーカウンターや、食品や母乳の放射線量を検出できる高機能の検査機器が設置されている。
研究所は昨年10月中旬から今年3月末までの約5カ月半で、1万4111人の内部被ばくを検査してきた。来月には2台目のホールボディーカウンターを導入する。これまで日本では検査できなかった、小さな子どもの検査をできるようにしたいという。
ホールボディーカウンターは、1台で1億円を超す高額な機器だ。ぼくが21年間支援を続けているベラルーシ共和国のベトカという放射能汚染地域では、人口1万9000人の町にホールボディーカウンターが2台あったが、福島県には約200万人の県民がいるのに、ホールボディーカウンターはわずか10台ちょっとしかなく、ケタ違いに少ない。
そんななかで、民間の小さな研究所が2台ものホールボディーカウンターを設置した。18歳以下の子どもの内部被ばくの検査料は、なんと無料という。なかなかできることではない。
何でこんなことが、田舎の研究所でできるのか。実は、小さな、あったかな「気持ち」が、次々に連鎖を起こした結果なのだ。
研究所を設立したのは、医療法人誠励会。ひらた中央病院をはじめ、老人保健施設や老人ホーム、四つのデイサービスセンター、二つの診療所を経営している。福島第1原発事故以降、原発から30キロ圏内の施設や病院にいた寝たきりのお年寄りを、総力を挙げて受け入れてきた。
グループの病院には当時、120人近い患者が入院していたが、さらに169人、行き場所のない病気や障害をもったお年寄りを受け入れたのである。
昨年7月までの5カ月間は、戦場のようだった。リハビリ室などを仮の病室にし、待合室にベッドを置いたりした。もう限界と思いながらも、次から次へとやってくる患者を受け入れた。ピーク時は、スタッフの睡眠時間は1日2〜3時間という過酷な状態になった。
「困難に直面している人がいるのに、自分たちが手を差し伸べないわけにはいかない」
地域貢献のための、純粋なボランティアのつもりだったという。
この窮状をマスコミが報じた。医師や看護師や介護の専門家、一般の市民がボランティアとしてはせ参じた。その数は約400人。3カ月間もボランティアを続けてくれた看護師もいた。近隣の住民たちもお米や野菜を持ってきて、食事の手助けを買って出た。
「人の手が欲しいと思っているときに、全国から多くの人が応援に駆けつけてくれた。忘れることができない感動だった」という。全国から義援金も集まった。
これに対して、病院側がとった行動はすごい。
「30キロ圏内の障害老人たちを支えることができたのは、全国のたくさんの人たちの応援のおかげ。私たち医療法人の収入にしてはいけない」
あったかい。なかなかできないことだ。高額なホールボディーカウンターなどの機器を導入し、研究所を設立した熱い志に、ぼくは心を揺さぶられた。
財団の名誉理事長になってほしいと依頼された。通常はこういう話はお断りしているのだが、ぼくにできることなら一肌脱ぎたいと思った。忙しいぼくの健康を気づかう妻は「これ以上ボランティアするのは無理よ」と心配してくれた。それでも、一肌でも二肌でも脱ぎたいと思ったのだ。
これまで研究所で内部被ばくの検査をした人のうち、1キログラム当たり20ベクレル以上の内部被ばくが認められた人の割合は、10月1・24%、11月1・64%、12月1・84%、1月1・13%、2月0・45%、3月0・06%と、著明に減少している。
軽度の内部被ばくがあって再検査をした人は、18歳以下では92人いた。干し柿や山菜やイノシシの肉などが原因として考えられた。干し柿はチェルノブイリにはないので、新たに注意が必要だと思った。
食事の注意をすると、90人は明らかに放射線量が減少し、このうち84人は検出限界を下回った。ほぼゼロと考えていい。2人は横ばいだが、生活環境や習慣を見直しながら、3回目の検査を予定している。大人で20ベクレルを超えた14人は全員、再検査で放射線量が明らかに減った。
内部被ばくをしても、汚染されていない食品を食べていると、チェルノブイリでは90日で正常化すると言われた。この研究所には福島全県から患者が受診に来ているが、その多くは1〜2カ月間で正常化している。結果を怖がって検査を避けようとする人がいるが、見えない放射線に対処するためには、きちんと測定することが大切だ。
放射線とのつきあいは長期戦になる。放射線の「見える化」が大事だ。健康診断、内部被ばくの測定、食品の放射線測定を徹底しながら、子どもの命を守っていかなければならない。
民間の志のある研究所の取り組みは、原発事故という絶望のなかにともった、小さな明かりだ。この小さな明かりをともし続けるには、人の力も、資金も必要だ。次世代の子どもたちを守るためにも、この明かりを絶やさぬよう、多くの人たちに応援してほしい。

さあこれからだ あったかな心、つながる=鎌田實 ~毎日新聞20120519~

心温まる話をしよう。

福島県石川郡平田村に、一般財団法人「震災復興支援放射能安全研究所」が設立された。田舎には場違いの研究所だが、次の世代を担う子どもたちを守るため、全身の内部被ばくを測定できるホールボディーカウンターや、食品や母乳の放射線量を検出できる高機能の検査機器が設置されている。

研究所は昨年10月中旬から今年3月末までの約5カ月半で、1万4111人の内部被ばくを検査してきた。来月には2台目のホールボディーカウンターを導入する。これまで日本では検査できなかった、小さな子どもの検査をできるようにしたいという。

ホールボディーカウンターは、1台で1億円を超す高額な機器だ。ぼくが21年間支援を続けているベラルーシ共和国のベトカという放射能汚染地域では、人口1万9000人の町にホールボディーカウンターが2台あったが、福島県には約200万人の県民がいるのに、ホールボディーカウンターはわずか10台ちょっとしかなく、ケタ違いに少ない。

そんななかで、民間の小さな研究所が2台ものホールボディーカウンターを設置した。18歳以下の子どもの内部被ばくの検査料は、なんと無料という。なかなかできることではない。

何でこんなことが、田舎の研究所でできるのか。実は、小さな、あったかな「気持ち」が、次々に連鎖を起こした結果なのだ。

研究所を設立したのは、医療法人誠励会。ひらた中央病院をはじめ、老人保健施設や老人ホーム、四つのデイサービスセンター、二つの診療所を経営している。福島第1原発事故以降、原発から30キロ圏内の施設や病院にいた寝たきりのお年寄りを、総力を挙げて受け入れてきた。

グループの病院には当時、120人近い患者が入院していたが、さらに169人、行き場所のない病気や障害をもったお年寄りを受け入れたのである。

昨年7月までの5カ月間は、戦場のようだった。リハビリ室などを仮の病室にし、待合室にベッドを置いたりした。もう限界と思いながらも、次から次へとやってくる患者を受け入れた。ピーク時は、スタッフの睡眠時間は1日2〜3時間という過酷な状態になった。

「困難に直面している人がいるのに、自分たちが手を差し伸べないわけにはいかない」

地域貢献のための、純粋なボランティアのつもりだったという。

この窮状をマスコミが報じた。医師や看護師や介護の専門家、一般の市民がボランティアとしてはせ参じた。その数は約400人。3カ月間もボランティアを続けてくれた看護師もいた。近隣の住民たちもお米や野菜を持ってきて、食事の手助けを買って出た。

「人の手が欲しいと思っているときに、全国から多くの人が応援に駆けつけてくれた。忘れることができない感動だった」という。全国から義援金も集まった。

これに対して、病院側がとった行動はすごい。

「30キロ圏内の障害老人たちを支えることができたのは、全国のたくさんの人たちの応援のおかげ。私たち医療法人の収入にしてはいけない」

あったかい。なかなかできないことだ。高額なホールボディーカウンターなどの機器を導入し、研究所を設立した熱い志に、ぼくは心を揺さぶられた。

財団の名誉理事長になってほしいと依頼された。通常はこういう話はお断りしているのだが、ぼくにできることなら一肌脱ぎたいと思った。忙しいぼくの健康を気づかう妻は「これ以上ボランティアするのは無理よ」と心配してくれた。それでも、一肌でも二肌でも脱ぎたいと思ったのだ。

これまで研究所で内部被ばくの検査をした人のうち、1キログラム当たり20ベクレル以上の内部被ばくが認められた人の割合は、10月1・24%、11月1・64%、12月1・84%、1月1・13%、2月0・45%、3月0・06%と、著明に減少している。

軽度の内部被ばくがあって再検査をした人は、18歳以下では92人いた。干し柿や山菜やイノシシの肉などが原因として考えられた。干し柿はチェルノブイリにはないので、新たに注意が必要だと思った。

食事の注意をすると、90人は明らかに放射線量が減少し、このうち84人は検出限界を下回った。ほぼゼロと考えていい。2人は横ばいだが、生活環境や習慣を見直しながら、3回目の検査を予定している。大人で20ベクレルを超えた14人は全員、再検査で放射線量が明らかに減った。

内部被ばくをしても、汚染されていない食品を食べていると、チェルノブイリでは90日で正常化すると言われた。この研究所には福島全県から患者が受診に来ているが、その多くは1〜2カ月間で正常化している。結果を怖がって検査を避けようとする人がいるが、見えない放射線に対処するためには、きちんと測定することが大切だ。

放射線とのつきあいは長期戦になる。放射線の「見える化」が大事だ。健康診断、内部被ばくの測定、食品の放射線測定を徹底しながら、子どもの命を守っていかなければならない。

民間の志のある研究所の取り組みは、原発事故という絶望のなかにともった、小さな明かりだ。この小さな明かりをともし続けるには、人の力も、資金も必要だ。次世代の子どもたちを守るためにも、この明かりを絶やさぬよう、多くの人たちに応援してほしい。

茨城新聞 いばらき春秋

木曜日, 5月 17th, 2012
2012年5月16日(水)
佐藤順一さん、今はどの辺りでしょうか。告別式から5日、まだ極楽浄土への旅の途中ですね。わが社に40年近く勤務し、最後は激務の販売局長。お疲れさまでした
59歳での旅立ちはあまりに早すぎました。急性心筋梗塞による突然の死。荼毘(だび)に付される直前、ひつぎの小窓からあなたの顔を拝んだ時、声を上げて泣きました
残された奥さんと3人の息子の悲しみの深さは、想像も及びません。告別式で歯を食いしばってあいさつした長男は、立派でした。さすが、あなたのせがれです
あなたを思うと、「雨ニモマケズ」が浮かびます。東ニ病気ノコドモアレバ、西ニツカレタ母アレバ…東奔西走して皆の世話を焼く。それを苦にもせず、イツモシヅカニワラッテイル誠実な人でした
あなたほど信頼の厚い人間を他に知りません。人と人を結ぶ懸け橋となり、地域の幸福と繁栄を願う。全国紙とはひと味違った地方紙の、新聞人としての一つの理想型でした
あなたのような人間がわが社にいたことを、誇りに思います。あなたが大切にした読者にお誓いします。郷土へ傾けた順ちゃんの思いを引き継ぎ、日々の紙面作りに努めると。

茨城新聞より引用 ~茨城新聞201205156

佐藤順一さん、今はどの辺りでしょうか。告別式から5日、まだ極楽浄土への旅の途中ですね。わが社に40年近く勤務し、最後は激務の販売局長。お疲れさまでした

59歳での旅立ちはあまりに早すぎました。急性心筋梗塞による突然の死。荼毘(だび)に付される直前、ひつぎの小窓からあなたの顔を拝んだ時、声を上げて泣きました

残された奥さんと3人の息子の悲しみの深さは、想像も及びません。告別式で歯を食いしばってあいさつした長男は、立派でした。さすが、あなたのせがれです

あなたを思うと、「雨ニモマケズ」が浮かびます。東ニ病気ノコドモアレバ、西ニツカレタ母アレバ…東奔西走して皆の世話を焼く。それを苦にもせず、イツモシヅカニワラッテイル誠実な人でした

あなたほど信頼の厚い人間を他に知りません。人と人を結ぶ懸け橋となり、地域の幸福と繁栄を願う。全国紙とはひと味違った地方紙の、新聞人としての一つの理想型でした

あなたのような人間がわが社にいたことを、誇りに思います。あなたが大切にした読者にお誓いします。郷土へ傾けた順ちゃんの思いを引き継ぎ、日々の紙面作りに努めると。

茨城新聞デスク日誌 2012年5月10日

火曜日, 5月 15th, 2012

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