茨城新聞 20150627
新取手市副市長に就任 野口さん
6月 28th, 2015夏を楽しもう 観光茨城
6月 28th, 2015鉄道部品で家具や食器を制作
6月 28th, 2015取手市出身ボディービルダー関さん
6月 28th, 2015昌松寺でクルスタルボウル演奏会
6月 28th, 2015珈琲茶屋 花季(はなごよみ)絵手紙展
6月 28th, 2015散歩道 多彩な絵手紙の作品展 毎日新聞 2015年06月22日
取手市東3の喫茶店「珈琲茶屋 花季(はなごよみ)」で絵手紙展が開かれている。同店での絵手紙教室で腕を磨く50〜70代の男女8人の作品が壁を飾る。個別の作品のほか、8人の共同制作で、実物の障子を上から重ねた大作(縦180センチ、横130センチ)が存在感を放つ。柔らかい筆遣いの絵に、「一日一事を成す」など各自お気に入りの言葉を添えた。30日まで。同店(0297・73・4561)は月曜と第1・3火曜定休。午前11時〜午後6時。
スローメディアの可能性
6月 28th, 2015余録 毎日新聞 2015年06月22日
世界150カ国、10万人以上の会員を持つスローフード運動は1980年代半ば、ローマの名所スペイン広場にマクドナルドが開店したことに危機感を覚えたイタリア人男性の提唱によって始まった。
普及の背景には効率や速さよりも暮らしのゆとりや質を重視するスローライフへのあこがれ、共感がある。近年、加速する情報化社会への疑問からスローメディアという考え方が生まれ実践されている。
福岡県久留米市の屏水(へいすい)中学校区では2008年からテレビ、パソコン、スマートフォンなどの映像メディアに接する時間を減らす取り組みが続いている。題して「スローメディア・プロジェクト」。親子で会話する時間を増やし、本や新聞などの活字メディアに接する機会を設けるのが狙いだ。
プロジェクトの発足に関わった久留米市立草野小学校教頭の松尾治利(まつお・はるとし)さんによると、以前は夜更かしなどで生活のリズムが崩れ、学びの場が成立しにくくなっていたという。「世の中の流れに乗るのではなく、自分の頭で考える習慣を子どものころから身につけてほしい」と松尾さんは話している。
本紙などが昨年実施した学校読書調査によれば、小学生の91%、中学生の94%が世の中の出来事を知る手段として「テレビ」を挙げた。「携帯やスマホ」を情報源としている小学生は27%、中学生は46%で5年前に比べて激増した。
タブレット端末などで学ぶ「デジタル教科書」の導入が検討されている。ほしい情報に素早くアクセスできる映像メディアは魅力だが、向かい合って言葉を交わし、情報をじっくり味わうスローメディアの可能性にも目を向けたい。