県立取手第一高校(取手市)の「地球市民活動部」の生徒たちが、東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市若林区荒浜地区の復興支援ビデオを作っている。この夏に地区を訪ね、海岸を清掃する様子や震災遺構になった旧荒浜小学校の周辺を小型無人機「ドローン」で撮影。年内に完成させ地区で上映してもらう。
今回の活動は、同部を中心に毎年、荒浜地区で実施しているスタディーツアーの一環。今年は7月に39人が日帰りで参加。カトリ・スザンさん(3年)がビデオカメラが付いたドローンで撮影し、編集した。
作品は約6分。この春から震災遺構として一般公開されている荒浜小学校の屋上などの風景を上空から伝えている。津波の映像で始まり、生徒たちが荒浜海岸でポリ袋片手にごみを拾う様子などを盛り込んだ。最後に生徒が「私は被災された方と同じ境遇に立つことはできないが、復興支援に少しでも携わることはできる」と字幕で訴えている。
カトリさんは「ビデオを見た人…