茨城新聞 20210116
新型コロナウイルス感染症拡大を受け、取手市ゆめみ野3丁目の市立高井小(阿部繁校長、児童393人)は13日、5年生の工場見学をオンラインで行った。ビデオ会議アプリで県外の自動車工場と結び、製造工程や環境に対応した現在の自動車などについて学んだ。
茨城新聞 20210116
新型コロナウイルス感染症拡大を受け、取手市ゆめみ野3丁目の市立高井小(阿部繁校長、児童393人)は13日、5年生の工場見学をオンラインで行った。ビデオ会議アプリで県外の自動車工場と結び、製造工程や環境に対応した現在の自動車などについて学んだ。
天つく巨大な火柱 無病息災願う「あわんとり」 無観客ライブ配信
毎日新聞 20210115
しめ飾りなどと共に燃え上がるやぐら=茨城県取手市下高井で
茨城県取手市下高井の永山ちびっこ広場で14日夜、無病息災を願う小正月の伝統行事「あわんとり」(どんど焼き)があった。今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、無観客で実施され、その模様は動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信された。
あわんとりは、地元の永山青年会などが主催。例年は多くの住民が、しめ飾りやだるまを積んだやぐらから上がる巨大な炎に歓声を上げ、その火で餅を焼いてきた。この餅を食べると風邪を引かないと伝えられている。
今年はコロナ禍で人が集まる行事はできなくなったが、それでも「40年以上続いてきた行事。途絶えさせたくない」(中村許一・青年会長)と無観客での開催を決定。やぐら作りも手を抜かず、約10人で2日かけて製作。竹で10メートルの高さに組み上げた。
「1年間楽しみがなかった子供たちのために」と、今回初めて打ち上げ花火も実施。続いて、住民らが持ち寄ったしめ飾りなどを置いたやぐらに点火すると、たちまち天をつくような炎が上がった。その様子は2台のカメラで撮影され、住民に届けられた。
中村さんは「来年こそはコロナが収束して、みんなでこの場所に集まることができれば」と話していた。
永山近隣地区合同あわんとり ライブ配信の様子
開始1時間頃に花火が上がっています。
さくらまやさん、一日取手署長に 「適切な110番を」
毎日新聞 20210112
取手市在住の演歌歌手、さくらまやさん(22)が、取手署の一日署長を務めた。制服姿のさくらさんは「寒さに負けずに元気よく活動します」とあいさつ。署を訪れた市民にファイルや反射材を手渡して110番の適切な利用を呼びかけた。
同署によると、2020年1~11月に県内で受けた110番通報で、いたずらなどを除いた有効受理件数15万7373件のうち、約13%が電話番号の問い合わせなど急を要さない通報だった。岡田宗久署長は「不適切な110番通報で回線が塞がることで、緊急の連絡が取れない場合もある。適切な利用で警察も最大限の力を発揮できる」と呼びかけた。
茨城新聞 20210111
いばらき春秋
徳川家康に仕えた取手市ゆかりの武将・本多作(さく)左(ざ)衛(え)門(もん)にはこんな話が伝わる。家康が背中にできた腫れ物に苦しんでいたときのことだ。
家康はあまりの痛みに家臣らを枕元に集め「お前らには世話になった」と弱音を吐き始めた。皆黙ってうなだれる中、「たかが腫れ物ぐらいで笑止千万」と一人声を荒らげたのが作左衛門。「鬼(おに)作(さく)左(ざ)」の異名を持つ猛将はこう突き放した。「そんなに痛いなら薬(やく)師(し)をお呼びなされ」
これを家康は「どうせ薬師はきゅうを据えるのであろうが、効くかどうか分からぬ。薬師など要らぬわ」と即座に拒否。すると作左衛門は「ならば私が一足先に冥土に参り、あの世で掃除でもしておきまする」と切腹しようとする。
「待て。待て。わしが悪かった」。家康は慌てて作左衛門をたしなめ薬師のきゅうを受けた。腫れは程なく収まったという(横山茂著「一筆啓上 家康と鬼の本多作左衛門」より要約)
新型コロナの緊急事態宣言が再び出された。効果の程は未知数だが、鍵は人々の行動変容につながるかどうかだろう。
ただ、どんな呼び掛けもいつものパフォーマンスなら人は動かない。大事なのはリーダーのここ一番の覚悟だ。取手に眠る決死の猛将もそうお考えに違いない。