茨城新聞 20180214

茨城新聞 20180214

女の気持ち
コンプレックス
毎日新聞2018年2月13日
母は私を産んだ時、娘の誕生を喜びながらも、顔立ちを見て将来をかなり案じたようだ。
毎日おでこを軽く押したり鼻をつまんだりしたという。
「心配しなくても、時が来ればきれいになる」と祖母は慰めたらしいが、現実は母の予想通りだった。
しかも思春期になると顔中にニキビができ、体形もやや太めとあって事態は絶望的。もてようはずはなく、ふくれあがるコンプレックスを持て余す毎日だった。悲観する私に母は「それだけあれば上等。それにあなたはがんばるし、あきらめないところがいい」と、私のことをほめてくれた。
そう言われると不思議に「ま、いいか」「またやっていこう」という気になったものである。あの時期を乗り越えられたのは母の励ましのお陰だと思う。
幸い、学生時代に知り合った夫と結婚し、2人の子に恵まれた。また仕事を通してたくさんの人に出会った。一生懸命仕事をすると、周囲は私を認めたり頼りにしたりしてくれることがわかった。
いつの間にか自己肯定感が生まれ、大きなコンプレックスの塊は小さくなっていった気がする。
2年前、友人たちと誘い合わせ、数十年ぶりに中学と高校の二つの同窓会に出席した。かつての男子たちから「前よりキレイじゃん」と言われた。年相応に老けているのに、若い時よりましと言われ、「私だからかなあ」とおかしかったが、なんだかうれしかった。
取手ひなまつり
ひな飾り、街を彩る 24日に園児仮装パレードも
毎日新聞2018年2月13日
第14回「取手ひなまつり」が11日、開幕した。取手市内の商店など約100カ所で、ひな壇飾りや、つるしびなが飾られ、街を彩る。3月3日まで。老舗の奈良漬け製造販売「新六本店」では店舗や蔵でひな飾りを公開している。
期間中の24日午前11時には、園児らがおひな様やお内裏様の仮装で取手駅から八坂神社までを行進する「ひなパレード」など、さまざまな行事を予定している。
24、25両日は同駅東口を起点に主な展示場をつなぐ無料巡回バスを運行する。期間中に撮影した写真のフォトコンテストも実施。締め切りは3月2日正午。問い合わせは市商工会(0297・73・1365)。
ゴールボール日本代表山口さん 取手・母校山王小で交流
疑似体験通じ障害理解
茨城新聞 20180213
視覚障害を体験するためのアイマスクをした児童と触れ合う山口凌河さん=取手市立山王小視覚障害を体験するためのアイマスクをした児童と触れ合う山口凌河さん=取手市立山王小
パラ五輪競技のゴールボール日本代表・山口凌河さん(21)が7日、母校の取手市立山王小(花沢紀子校長)を訪れ、同校3、4年生20人にキャリア教育講演会を行った。中学時代に視力を失い、現在は東京パラ五輪出場を目指している山口さんは、後輩たちに「障害は個性の一つ。困っている人がいたら、声を掛けてあげて」と呼び掛けた。
山口さんは中学校2年生の終わりに目の難病「レーベル病」が発病。2・0あった視力を失い、現在はわずかに人影や光を認識できる程度という。元々は野球をしていたが、進学した県立盲学校でゴールボールに出合い、めきめきと実力をつけると、昨年には念願の日本代表に選ばれた。
この日、児童らはアイマスクをして視覚障害を疑似体験。さらに、「血液型ごとにグループをつくって」「誕生日順に並んで」などと指示を受け、視力を奪われた状態でコミュニケーションを取る難しさを学んだ。
その後、実際にボール回しをしたり、ゴールを守る山口さんに向かってシュートを放ったりしてゴールボールを楽しんだ。
山口さんは「母校で子どもたちと触れ合えたことが何よりうれしい。山王地区は全員が家族のような地域。自分も多くの人に助けてもらってきたので、みんなも感謝の気持ちを持って生活してほしい」と笑顔で話した。
同校4年生の椎名愛生さん(10)は「(アイマスクをして)視覚障害のある人の大変さが分かった。山口さんには、東京パラ五輪で頑張ってほしい」とエールを送っていた。
影絵体験
子供たち大喜び 取手の永山保育所
毎日新聞2018年2月10日
取手市立永山保育所(同市下高井)で9日、「影絵劇」が子供たちに披露された。劇の合間には子供たちも影絵を体験し、大喜びしていた。
近くにある永山小の卒業生らがプレゼントした。
集まった子供たち約100人、中小企業診断士で「影絵師」の梅津勝明さん(45)が昔話「一寸法師」を影絵で披露し、ラジオパーソナリティーで司会業の小村悦子さん(37)が語りを担当した。
保育所の宮本洋美所長は「子供たちにとって新鮮で良い刺激となり、遊びの世界が広がった」と話していた。
「助けてくれる人いる」 取手藤代中 元教師が「命の授業」
茨城新聞 2018年02月09日
「助けてくれる人いる」 取手・藤代中 元教師が「命の授業」
中学生たちに命の大切さを考えてもらおうと、取手市椚木の藤代中(鶴巻敬孝校長)で、1、2年生を対象に元教師の腰塚勇人氏(52)が「命の授業〜ドリー夢メーカーと今を生きる」と題して講演を行った。腰塚氏は、大けがから社会復帰した自らの体験を紹介し、「自分の命を自分で傷つけてはいけない。周りで支えてくれている人たちがいる。1人で悩まず『助けて』と言ってほしい」と呼び掛けた。
腰塚氏は、中学校の教師をしていた2002年3月1日、スキーの最中に転倒して首の骨を折る大けがを負った。医師からの診断は「良くて車いす生活」だったと言うが、腰塚氏は4カ月に及ぶ猛リハビリを経て教師生活に復帰。現在は右手や右足のまひなどが残る中、「命の授業」と題して全国の学校で講演活動を続けている。
講演では、大けがから多くの人に支えられて社会生活へ復帰した体験談を紹介。さらに、周囲で助けてくれる人などのことを「ドリー夢メーカー」と呼び、「自分も人も傷つけてはいけない」「つらかったり苦しかったりすることもあると思うが、みんなは1人じゃない。助けてくれる相手は必ずいる」と訴えた。
講演を聴いた同中2年の長塚潤成さん(14)は「今、生徒会長をしているが、周囲の役員に助けられてやってこれているので、『君たちは1人ではない』という言葉が心に残った」と話した。また、鈴木華梨さん(同)は「自分が周りの人にとっての『ドリー夢メーカー』になれるように心掛けたい」と語った
出版 「ふるさと探訪」 取手の歴史、文化を解説
毎日新聞2018年2月8日
取手市教育委員会は、縄文時代から現代に至る市内の歴史や文化財を分かりやすく解説した書籍「ふるさと探訪」を出版した。市広報誌の連載記事90回分をまとめた。戦国時代の攻防、ペリー来航の波紋、水戸街道を旅して取手に泊まった正岡子規、「くじの神様」と伝わる石像など、興味深い史実や伝承が満載だ。
市広報誌「広報とりで」は月2回発行。連載は2008年7月15日号からほぼ毎月1回掲載されており、17年9月15日号で90回に達した。
執筆を担当する市埋蔵文化財センター長の飯島章さん(59)は「郷土への愛着を深めていただきたい」と話している。
A5判192ページで500円。同市吉田の同センター(0297・73・2010)と藤代庁舎の教育総務課で販売している。同センターでは郵送による購入申し込みも受け付けている。送料込み800円。
女の気持ち
もったいない
毎日新聞2018年2月7日
夫が家事を全くせず気持ちも通じ合わないという、「70歳の怒り」(1月22日本欄)を書かれた方へ。
早くその暗いトンネルから抜け出してください。まず、悩む時間がもったいない。あなたも70歳。明日はわからないのですよ。自ら動いて、楽しい時間を見つけてください。もうダンナさんは放っておきましょう。懇切丁寧に世話を焼くから何もしなくなるのです。あなたは自分の人生を楽しんでください。
私は67歳、ずっと働いてきました、今も。ダンナと半日一緒にいるとイライラします。仕事で朝から夜遅くまで家を空けていた私は決心しました。「どちらが先に逝くかわからない。残されて困らぬように、夫の食事は夫が作るべきだ」と。「私はこれから好きなことをします」とも宣言しました。
もともと夫はマメな人で弁当も自分で作っていました。冬場に帰ると、石油ストーブの上の鍋の中で、おでんやカレーやモツ煮やらが煮えています。私自身は調理の機会が減り、どんどん料理が下手になっています。
夫とは「共同生活者」。つがいでいる時期は終わったのです。お互い邪魔をせぬよう、自分のしたいことをするのです。
生涯現役を目指す私は、定年のない仕事についています。スーパーで試食を勧め食品を販売する仕事です。あなたも外へ目を向け2時間ほどパートの仕事をしてみませんか? 世界が新鮮に映ると思います。
自分だけの楽しいことを見つけてほしいと、切に思います。
表彰 電車内で出産手助けした女性を 取手市「勇気と感動」
毎日新聞2018年2月8日
取手市は6日、乗り合わせた電車内で出産した妊婦を手助けした市内のパート従業員、最上都寿美(つづみ)さん(40)を表彰した。最上さんは「冷静に赤ちゃんを産んだ妊婦さんを表彰してあげたい」と恐縮していた。
最上さんは先月19日、東京都内の病院に入院していた四男(4)を連れて帰宅するため土浦行きのJR常磐線下り特別快速に乗っていたところ、隣の席に座っていた20代の妊婦が柏駅(千葉県柏市)の手前で破水。床に倒れるように横たわったという。
同駅に停車直後、最上さんは自動ドアが閉じないよう足で押さえ、駅員に「発車しちゃ駄目」と叫んで、電車を非常停止させた。
その後、他の乗客とも連携して赤ちゃんを両手で取り上げると、「おぎゃー」と産声が上がった。
最上さんは「無我夢中で勝手に体が動いた。可愛い赤ちゃんで安心した。元気に育ってほしい」と話した。
藤井信吾市長は「とっさの勇気ある行動で、的確に状況判断しながら貴い人命を守った。市民に勇気と感激を与えてくれた」とたたえた。
茨城新聞 20180207
常磐線で出産助けた女性表彰 取手在住最上さん「元気に育って」
取手市は6日、JR常磐線の列車内で1月、乗客だった20代妊婦の出産を手助けした取手市宮和田、パート従業員、最上都寿美(つづみ)さん(40)を表彰した。最上さんは「赤ちゃんにはたくましく、元気に育ってほしい」と願った。
最上さんによると、1月19日、都内から帰宅するため、四男(4)と一緒に品川発土浦行き特別快速電車に乗っていたところ、千葉県柏市の柏駅に到着する前、隣の妊婦が苦しみだした。「大丈夫ですか」と声を掛けると、「陣痛が来ました」と答えた。
最初はどうしようと思ったが、まもなく妊婦が「破水した」と訴えた。4男1女を産んだ経験が自らを後押しし、「やるしかない」と覚悟を決めた。
柏駅に停車すると、ドアをまたぎ、ホームの駅員に「発車させちゃ駄目」と叫んだ。近くにいた女性2、3人に、たまたま持っていたバスタオルで妊婦が見えないよう隠してもらった。見ると乳児の頭が出てきていた。最上さんが女児を取り上げると、「おぎゃー」と元気な産声が車内に上がったという。
授与式で藤井信吾市長は「的確な判断と勇気ある行動。素晴らしい市民に元気づけられた」とたたえた。最上さんは「私一人ではなく、周囲にいた人が助けてくれた。無事に生まれてくれて良かった」と笑顔で話した。
ひなまつり ひと足早く 取手図書館
毎日新聞2018年2月2日
取手市立取手図書館(同市取手1)ロビーに1日、ユーモラスなひな人形が登場し、ひと足早い「ひなまつり」が始まった。
男びなと女びなが共に本を開いている「おうちで読書びいな」や、女性が子どもたちに読み聞かせをするひな人形など図書館ならではのひな人形が並べられているほか、手のひらに収まるサイズの豆本も展示されている。
ひな人形や豆本は市民のボランティアが制作した。本の貸し出しカウンターの脇には、ひなにちなんだ図書や絵本を集めたコーナーも特設している。3月4日まで




