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和布を再利用し衣類に―取手 ~常陽新聞20110304~
40着紹介し、ファッションショー
「取手宿ひなまつり」(市、市商工会などでつくる同実行委員会主催)最終日の3日、
会場の同市取手、市商工会館で「布遊び~紫音ファッションショー」が開かれ、
着物の端切れや風呂敷などを縫い合わせて製作されたジャケットや
ワンピースなど約40着が紹介された。
同ひなまつりは、商工会女性部(田中園子部長)のメンバーらが、
端切れを使ってつるし飾りを手作りし、
市内約140軒の商店の軒先に飾り付けするのが特徴であることから、
最終日のイベントとして、
同じ日本伝統の布をリサイクルして製作された衣類のファッションショーを初めて開いた。
披露されたのは、風呂敷や着物、たんすカバー、蚊帳などを再利用したり、
端切れを縫い合わせて製作されたシャツやスカートなど。
日本伝統の和の布を使って、
オリジナルの衣服や小物を仕立てている利根町在住の
紫音(しおん)さん(本名・古川美枝子さん)が製作した。
ファッションショー会場中央には赤じゅうたんが敷かれ、
約130人が見つめる中、モデル役の市民が、
紫音さん製作のジャケットなどを着て赤じゅうたんの上を歩き、
和の布の良さをアピールした。
登場したモデルの衣服について紫音さんが「風呂敷で作った」などと紹介すると、
会場からはため息が漏れたり、拍手が起こるなどした。
ショーを主催した同女性部の田中部長は
「和の布の素晴らしさを再発見する機会になれば」と話している。