衝突事故で7人重軽傷 デイサービス送迎ワゴンと軽乗用車 茨城
産経新聞 20161030
27日午前9時ごろ、利根町中谷の町道交差点で、軽乗用車と、特別養護老人ホーム「やすらぎの里」(龍ケ崎市大徳町)が行っているデイサービスの送迎用ワゴン車が出合い頭に衝突、7人が重軽傷を負った。
取手署によると、軽乗用車を運転していた取手市小文間の訪問ヘルパー、石井由美さん(54)、ワゴン車に乗っていた、デイサービス利用者の利根町加納新田、無職、関口こめさん(89)と河内町龍ケ崎町歩の無職、大野なかさん(90)の3人が腹を打つなどして重傷。
ワゴン車を運転していた利根町布川の施設職員の安藤博信さん(68)とワゴン車に同乗していた介護ヘルパーの女性(51)、利用者の74歳と93歳の無職の女性2人の計4人が首などに軽傷を負った。
安藤さんは4人を施設に送っていく途中、石井さんは高齢者宅に向かう途中だった。現場は信号のない片側1車線の十字路交差点。軽乗用車側に一時停止の標識があった。
やすらぎの里の石川隆子施設長は取材に対し「利用者には痛い思いをさせて申し訳ない」と話した。
現場の近くで農作業をしていた男性(59)によると、2台とも田んぼに突っ込み、石井さんは軽乗用車の中で「痛い、痛い」と助けを求め、ワゴン車の中では「大丈夫」などと声を掛け合っていたという。取手署が原因を調べている。