女の気持ち 英検合格
毎日新聞2018年12月16日
来年の初詣で安全祈願とご報告をします。以前お願いした英検3級の合格がかないました。
中学生の教科書を3年間、区報で見た英会話教室に通って1年半、後期高齢者を目前にした猛勉強でした。今年8月に受検を申し込んでから過去問題集を合計3冊解きました。だんだんに正解率は上がったもののイマイチでした。10月にダメもとで受検。驚いたことに今までで最高の出来でした。運が良かったのでしょう。
難問は2次の面接試験でした。合格が想定外だったので準備がなかったのです。そこで最短7日でできる完全予想問題集を購入、英会話教室の先生に頼んで特訓しました。面接の日、受検者は見渡す限りほぼ中学生で、私はおそらく最高齢。緊張の面持ちで待っていると私の次の受検者と目が合いました。
小学生と思われる賢そうな少女でした。一瞬の間を置き、彼女がまっすぐ私の目を見て言いました。「頑張りましょうね!」。私は声も出ずただガッツポーズで答えました。面接官は若いイケメンでした。
気分を良くした私でしたがアッという間に5分で終わりました。ダメかもしれない。日常が上の空で合格発表を待ちました。するとなんと、ギリギリで合格したのです。神様のお陰というほかはありません。
実力が伴わないため、1月半ばからフィリピンにシニア語学留学を予定しております。かの地で困った時には天にお祈りしようと思います。空はつながっているのだから。