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オンラインで委員会 取手市議会県内で初開催

火曜日, 12月 8th, 2020

オンラインで委員会 取手市議会、県内で初開催 第4回定例会  茨城

毎日新聞 20201208

取手市議会は開会中の第4回定例議会で、委員がオンラインで出席しての常任委員会などを県内で初めて開催している。今年9月の関連条例などの改正で可能になった特例措置で、7日の福祉厚生委員会でも委員8人中5人がオンラインで参加した。会期中、三つの常任委員会と一つの特別委員会がオンラインで議案質疑などを行う。

オンラインによる地方議会の委員会開催は、総務省が今年4月、新型コロナ感染拡大防止のために参集が困難な場合は認める見解を各都道府県などに通知した。同市議会の改正条例も同様の開催条件を定めている。

市議会では感染者の増加に伴い、11月24、28両日の議会運営委員会をオンラインで開催。さらに県から27日に「感染拡大市町村」の一つに認定されたため、同30日からの定例会会期中の委員会もオンライン開催とした。

今定例会中のオンライン委員会は4日、7日、8日に開催。7日にあった福祉厚生委員会では委員8人中5人がオンラインで、石井めぐみ委員長と委員2人が議会棟大会議室から参加。定例会提出議案について大会議室にいる職員に質問するなどした。

石井委員長は「音声はよく聞こえたし、各委員は以前と同じように質問できた。オンラインでもできる手応えは得た」と話した。

ただ、同市議会がオンライン参加を可能にした議事は「説明聴取・質疑・委員間討議」までで「表決」は除いており、今定例会でも各委員会の採決は9日に対面で行う。

市議会事務局によると、表決を除く理由には、本会議のオンライン開催は地方自治法上、いまだ認められてない状況を考慮しているという。同事務局は「議決は議会にとって最重要事項のため、本会議のオンライン開催が認められない状況では慎重に対応すべきと考えている」と説明する。