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小堀の渡し船着き場 映画「レミングス」の夏

日曜日, 8月 7th, 2016

100年の歴史の風情今も 茨城・取手市 小堀の渡し船着き場 映画「レミングス」の夏

産経新聞 20160806

 「小堀」と書いて「おおほり」と読む。場所は茨城県取手市。水害を防ぐため、明治40年から大正9年にかけて、今より大きく蛇行していた利根川の改修工事が行われ、この地域は川を挟んで分断された。

 生活に不便をきたした地域住民は、工事完了に先立つ大正3年、移動手段を確保するため、渡し船の運航をスタートさせた。これが「小堀の渡し」の始まりとされる。

 利用者のピークは昭和30年ごろ。年間で延べ7万5千人超だったとか。ただ、平成11年に循環バスが登場してからは「主役の座」を奪われる。

 運航開始から100年を超え、今では観光船として風情を受け継いでいる。27年4月~今年3月の利用者数は延べ3360人だそうだ。市が運営し、利根川の両岸に設けた3地点の船着き場を巡航している。

 「小堀の渡し」の船着き場の一つ、取手緑地運動公園の近くで、取手市を舞台にした映画「レミングスの夏」のロケが行われた。利根川の河川敷を利用した運動公園は、テニスや野球などさまざまなスポーツが楽しめる。

 船が発着しているのは、公園駐車場から歩いてすぐの場所だった。所々に「小堀の渡し」と書かれたのぼりが掲げられている。さらに近づくと、水色の法被を着た男性が船から降りて「乗りますか」とたずねてきた。

 「レミングスの夏」のロケ地を取材していると説明すると、男性は「ああ」と声を出して表情を明るくした。話を聞こうと思ったが、男性は「もう時間なので。船を出します」ときびすを返し、船に乗り込んでいった。

 ロケ地を訪れたときにはまだ、気象庁からの梅雨明け宣言はない。7月も終わるというのに空はどんよりとし、夏とは無縁の様相だった。
【ロケ地巡りの旅】
100年の歴史の風情今も 茨城・取手市 小堀の渡し船着き場 映画「レミングス」の夏

 あらすじ 幼いころに仲間を失い、心にぬぐえない傷を負った少年ら。自分たちを「レミングス」と名付け、楽しかったあの日を取り戻すために戦いを挑む。現在と4年前の夏が交錯しながら、物語は進んでいく。友情、信頼、正義…。本当に大切なものとは。「襲名犯」で第59回江戸川乱歩賞を受賞した茨城県取手市在住の作家、竹吉優輔さんの同名小説を映画化。レミングスのリーダー、ナギを演じるのは兄弟お笑いコンビ「まえだまえだ」の弟で俳優の前田旺志郎さん(15)。五藤利弘監督作品。来年の公開を予定している。

 アクセス 茨城県取手市東1の取手緑地運動公園近く。車の場合は、常磐自動道谷和原インターチェンジから国道294号を経由して約30分。同公園に駐車場あり。小堀の渡しは水曜運休。問い合わせは、取手市水とみどりの課(電)0297・74・2141。

レミングスの夏…撮影は終わったのかしら?

金曜日, 7月 29th, 2016

産経新聞 2016072920160729-s

古河総合公園の大賀ハス

月曜日, 7月 18th, 2016

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大きな葉っぱ

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子どもって築山が好きですね。

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どことなく日立駅のカフェに似ていますね

パーク内カフェを設計したのも妹島和世さんです

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「古代ハス」ピンクの大輪 茨城古河

産経新聞 20160715

古河市鴻巣の古河総合公園で「大賀ハス」が薄ピンク色の大輪の花を咲かせ、写真愛好家らが早朝から撮影に訪れている。

大賀ハスとは、約2千年前の千葉市内の地層から見つかった種子の発芽に成功し、各地に移植された古代ハスのこと。同公園は昭和50年に譲り受け、その後、増え続けた。今では約3千平方メートルのハス池いっぱいに広がっている。

同公園管理事務所の担当者は「今年は例年より1週間ほど早い開花で、今月いっぱいは花を楽しめそうです」と話している。

ハレメクテラス

火曜日, 6月 28th, 2016

アートな公園で気軽に一息 芸大生デザイン、取手駅ビルに「テラス」

産経新聞 20160629

アートを融合させた新たな公園が、JR取手駅の駅ビル「ボックスヒル取手店」(取手市中央町)に誕生した。その名も「ハレメクテラス」。東京芸術大の建築科とデザイン科の3年生6人が手掛けた。アートに気軽に触れながら、一息つける居心地の良い場所になってほしいとの思いが込められている。

公園はビル4階の一角にあり、広さは約830平方メートル。駅周辺に公園があまりないため、ベンチで時間を持てあます高齢者や電車を待つサラリーマン、学生らに、くつろぎの場所を提供したい-。ビルを運営するアトレ側のそんな思いから企画は始まった。昨年12月に駅ビルで行われたイベントに携わった同大の学生を通じて有志を募り、5月の大型連休後に公園作りに着手した。

「動」と「静」、そして「吹き抜け」という基本構想をもとに、園内を3つのエリアに分けてデザイン。「動」のエリアには渦(うず)をモチーフにした、座ったり、歩き回ったりすることができる巨大な作品がある。「静」では山や森をイメージして人工芝を敷いたり、いすやテーブル、植物を配置したりした。

ビル内の吹き抜け部分を生かした「吹き抜け」には、ハンモックやソファを置き、ゆったりとした空間を演出している。このエリアを担当したデザイン科の上野桃香さん(21)は「自分が作った空間を誰かが使ってくれるという感動がある。何をしても良い場所なので、思うがままに利用してほしい」と話す。

エリアによっては期間ごとに展示構成を変えるほか、訪れた人が作品づくりに関われるような「仕掛け」や各種イベントを用意するという。多世代間の交流につながることも期待している。アトレ営業課の武田文慶主任は「東京などから来た人たちが取手と関わり、町がより元気になってほしい」と願っている。

ラッピング列車「銀河鉄道999号」常総線

火曜日, 6月 21st, 2016

産経新聞 20160621

常総線に「銀河鉄道999号」

 しもだて美術館(筑西市丙)で開催中の「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」などの名作を生んだ漫画家、松本零士さんの展覧会「夢の彼方へ」に合わせ、関東鉄道は取手、下館両駅を結ぶ常総線で、「999」とデザインされたラッピング列車「銀河鉄道999号」を運行させている。7月10日まで。

 期間中に常総線が1日乗り放題のフリー切符を購入し、同美術館で提示すれば、大学生以上は入館料が100円引きになる。

「とくいの銀行」誕生5周年

木曜日, 6月 9th, 2016

産経新聞 20160609

「とくいの銀行」誕生5周年 個人の“得意”ご利用いかが?

個人の得意なことを現金のように出し入れできる銀行が、取手市の井野団地にある。その名も「とくいの銀行」。とある男性芸術家の発案で平成23年3月に誕生した。いわば実用性の高い「芸術活動」だ。住民の交流を育み、何か行動を起こすきっかけになっている。今年で5周年を迎え、「銀行」のノウハウを伝えるための活動も始めるという。

とくいの銀行は、団地の一角にあるコミュニティーカフェ「いこいーの+Tappino(たっぴーの)」内で運営し、誰でも無料で利用できる。

自分の得意なことを預けるには「貯金」ならぬ「ちょとく票」と呼ばれる用紙に記入するだけ。楽器の演奏や子猫のしつけ、健康チェックなど、そのリストは現在、約400件に上る。希望者は「引き出し」の申し込みを行い、「銀行員」が仲介に入って交渉が行われる。

発案したのは「頭取」を務める北海道在住の芸術家、深沢孝史(たかふみ)さん(32)。取手市で公募作品の展示やアーティストの紹介を行う平成18年開催の「取手アートプロジェクト(TAP)」に参加した1人だ。

当時のTAPに関わったアーティストら約10人が22年12月、再び何かをしようと集まった。話し合いの中で出た深沢さんの体験談が、とくいの銀行を立ち上げるきっかけになった。

その体験とは、浜松市で障害を持つある少年のためのスペースを作る取り組みだ。少年の母親が所属するNPO法人の活動の一つで、同法人にスタッフとして携わった深沢さんは、障害者に好きなことができる自由な空間を作ってあげたいと思ったという。底流にあるのは「個人のため」という発想だ。

この考え方を団地の住民らに当てはめた。TAPの運営事務所が団地内の旧銀行だったこともあり、「とくいの銀行」と名付けた。

「発表の場ができた」「友人を作った」「習いごとの前に予備知識を得られた」…。

とくいの銀行の反響は上々だ。自分の得意なことが生かされるだけでなく、コミュニティー形成にも役立っているという。

深沢さんは「発展的な目標はないが『個人を見る』というコンセプトを大事にして続けていければ」と話している。

今後、銀行を自分たちで運営したいという人への支援も行う。ホームページ(http://www.tokuinobank.net)で今月末まで希望者を募っている。

オトメメロンのメロンパン

水曜日, 6月 8th, 2016

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産経新聞 201160606

サミット開催記念「オトメメロンのメロンパン」茨城県内セブン-イレブン限定販売

セブン-イレブン・ジャパンは鉾田市での「第2回全国メロンサミット」開催を記念して、県内のセブン-イレブン限定で「オトメメロンのメロンパン」を発売している。

メロンの形をしたパンに、県産のオトメメロンのジャムと特製クリームを挟みこんだ商品。開発担当者は「オトメメロンはジャムにするとおいしく、甘い香りが特徴。新鮮な原材料をたくさん使ったのでジャムのメロン味を楽しんでほしい」と話す。

同社は期間限定のメロンパンを、県産メロンの品種を変えるなどして、平成20年から販売している。価格は158円。数量限定のため、販売期間は6月下旬ごろまでを予定している。

取手のトトリは取手市制施行40周年のマスコット?

土曜日, 6月 4th, 2016

取手市の鳥で、町を見守っているフクロウの一族の子供だよ。市のシンボルマークになっている「フクタロウ」の孫で、知りたがり屋なんだって。

好物はたい焼きで、不思議なものが大好き。でも、ムクドリは怖いんだあ。

平成22年の市制施行40周年を記念して誕生したみたい。生みの親は東京芸術大の大学院生なんだ。芸術を愛していて、それは「親の血」なのかな。えっ、どんなふうに生んでくれたかって? 「変わりゆく取手をずっと見守ってきた存在として、愛されるようにデザインしました」…だってさ。

あとね、ちょっとマメ知識。市内の林の中などで実際に見られるフクロウは「知恵の神」として、あがめられているんだって。

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文科大臣杯小中学校将棋団体戦 江戸川取手中A2連覇

火曜日, 5月 24th, 2016

江戸川取手中A2連覇 小学生の部は守谷市立黒内小 
産経新聞 20160523

 第12回「文部科学大臣杯小中学校将棋団体戦」(産経新聞社、日本将棋連盟主催)の県大会が22日、取手市寺田の市福祉交流センターで開かれ、豆棋士たちが県代表を目指して熱い戦いを繰り広げた。

 県大会は、同一校に通う3人で編成したチームで対局。小学生の部には6校6チーム、中学生の部は9校11チームが参加し、各部とも2ブロックに分かれて予選リーグを戦い、ブロック1位のチーム同士で決勝に臨んだ。小学生の部で優勝したのは守谷市立黒内小。中学生の部では江戸川取手中Aが2連覇を果たした。両チームは東京・大手町のサンケイプラザで7月25日に開かれる東日本大会に出場する。

 【小学生の部】黒内小=6年、宮下陽友君(11)「来年卒業するので良い思い出になるように頑張りたい」▽5年、青柳賢治君(10)「全ての対局を全力で指せた。悔いがないよう、しっかり対局したい」▽4年、村上千紘君(9)「危ないところが多かった。東日本大会では負けないようにして、予選を抜けたい」

 【中学生の部】江戸川取手中A=3年、小岸廉君(14)「大将がみんな強かった。東日本大会に向けて勉強したい」▽3年、青木武君(14)「東日本大会では初戦で勝って、良い成績を残したい」▽3年、関悠河君(14)「東日本大会ではそれぞれの代表が来るので、隙がないように対局を進めていきたい」

深刻な海洋汚染、プラスチックスープの海

火曜日, 5月 17th, 2016

産経抄2016年5月17日より抜粋

30年後、海洋汚染はますます深刻な問題になっている。最近特に注目されているのが、世界の海を漂流するプラスチック製のごみである。流木などのように、微生物によって分解され、自然界に戻るわけではないから、始末が悪い。2050年までには、魚の重量を超えるという試算さえある。ごみは、紫外線に当たったり波にもまれたりして、やがて「マイクロプラスチック」と呼ばれる5ミリ以下の微細な破片になる。エサと間違えて小さな魚が食べ、その魚をより大きな魚が食べる。食物連鎖の末に、プラスチックに添加された有害物質が蓄積されていく。海洋生物だけではなく、それらを口にする人間への重大な脅威になりつつある。昨日まで富山市で開かれていた、日米欧の先進7カ国(G7)環境相会合でも、マイクロプラスチック対策が議題にのぼった。米カリフォルニア州では一昨年、スーパーでのレジ袋の無料配布を禁止する法律が成立した。今年11月には、その是非を問う住民投票が実施される。もっとも、この問題は先進国だけで話し合っても解決にはほど遠い。日本近海でマイクロプラスチックの密度が高いのは、中国をはじめとする近隣諸国から大量のごみが流れ着いているからだ。