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新型コロナウイルス感染症 取手
木曜日, 8月 13th, 2020JAとりで医療センター 冨満院長
金曜日, 8月 7th, 2020茨城新聞 20200807
JAとりで医療センター 冨満院長に聞く 新型コロナ院内感染、治療経て教訓
「正しく理解」重要
今後も「正しく理解し、正しく恐れること」が大切と呼び掛ける冨満弘之院長=取手市本郷のJAとりで総合医療センター今後も「正しく理解し、正しく恐れること」が大切と呼び掛ける冨満弘之院長=取手市本郷のJAとりで総合医療センター
新型コロナウイルスの感染が再拡大している。3月末から4月にかけて院内感染が確認された茨城県南地域の中核病院、JAとりで総合医療センター(取手市本郷)は、手探り状態の中で治療と対策に取り組んできた。冨満(とみみつ)弘之院長(54)に当時を振り返ってもらうとともに、今後の注意点を聞いた。当時、副院長として最前線で対応した冨満院長は「正しく理解し、正しく恐れること」や、PCR検査の拡充が大切と訴え、コロナと共に生きる「ウィズコロナ」の必要性を強調した。
■手探りの診療
-当時、院内感染が起きた主な原因は。
当院は感染症指定医療機関であり、新型コロナウイルス感染症に対しても1月から対策を始めていた。だが、それにもかかわらず院内感染を起こしてしまった。当時はPCR検査ができない状況。新規の感染症であり、経路や感染者の症状、病気の進行、治療法など全てが分からない状態だった。手探りで診療を行わなければならなかった。言い訳はできるが、院内感染が起きたので、われわれの予防策では不十分だったことは否定できない。このような事態となったことにおわび申し上げるとともに、亡くなられた方に対し心よりご冥福をお祈りします。
■励ましが勇気に
-病院内の様子とその後の経過は。
医師や看護師らも感染し、病院内の安全を守るために150人ほどの接触者を自宅待機させることになり、大混乱となった。国立感染症研究所や保健所と協力しながら少しずつPCR検査を行い、病院内での安全区域の確認を進めた。マスクなどの医療物資が少ない中、効率性を重視しながら防護レベルを高いところまで引き上げた。その結果、5月には院内感染の終息を発表できた。
-病院に対し中傷もあった。
院内感染を公表したことでさまざまな嫌なことがあった。逆に、多くの方々から励ましや支援も頂いた。激励の手紙、日常品や医療物資(の提供)、寄付などだ。これらの支援のおかげで何とか乗り切ることができた。励ましの声が職員一人一人に勇気を与えてくれたと感じている。
■PCR浸透を
-今、再び感染者が増加傾向にある。
現在、若年層を中心に感染者が急速に増え、地方への感染も拡大している。しばらくは収束が困難と思われる。うまく対処しながら生活する「ウィズコロナ」を考える必要がある。さらに、PCR検査が広く浸透していかなければならない。一貫して、一人一人が(コロナを)正しく理解し、正しく恐れることだ。マスクの着用、消毒、3密を避けることなど、ワクチンや治療法ができるまではこれを徹底していくことが必要だろう。
-病院として今後は。
この3、4カ月の闘いを通じ学んだことを生かしていくことが必要。当院はこの困難の中、職員に団結が生まれ、一丸となり難局を乗り切ることができた。あの苦しみの中で培ったものを糧とし、これからも職員一同、協力しながら前に進んでいきたい。
感染防止対策宣誓書
金曜日, 8月 7th, 2020イオンタウン守谷
木曜日, 8月 6th, 2020新型コロナウイルス感染症 取手
日曜日, 8月 2nd, 2020新型コロナウイルス感染症 取手
土曜日, 8月 1st, 2020取手市の10代男子大学生 新型コロナウイルス感染症
土曜日, 8月 1st, 2020茨城新聞 20200731
茨城県と水戸市は30日、県内で新型コロナウイルス感染者が新たに計12人確認されたと発表した。水戸市泉町3丁目のキャバクラ「CLUB Wayne(クラブウェイン)」の関連では、従業員の20代女性1人の感染が新たに判明し、同店関係の感染者は計5人となった。高橋靖市長は「クラスター(感染者集団)の発生と認識している」とし、県と協力して対策を進める方針。県内の累計感染者は280人となった。
新規感染者の増加に伴い、県独自の判断指標のうち「1日当たりの陽性者数」と「陽性率」の県内感染状況に関する2項目が同日、警戒度が2番目に高い「ステージ3」に上がった。
同店について、市は感染が確認された従業員らの行動歴などを調べている。これまで従業員14人にPCR検査を実施した。同日までに利用客ら約30人から相談を受けており、順次、検査や健康観察を行っていく。疫学的観点から7月1日以降に同店を利用した人に連絡を呼び掛けている。
ほかに、いずれも水戸市の20代無職男性2人と30代無職男性は、28、29日に感染が確認された同市の30代無職男性2人の友人。県や市によると、5人は7月中旬、10人ほどで市外でバーベキューをしていた。残りの4~5人は市のPCR検査で全員陰性だった。
茨城町の70代農業男性は、27日に感染判明した水戸市の70代男性の知人。農業男性は茨城町下土師のカラオケハウス「みや」の従業員で、同町小堤の喫茶店「窓」をよく利用していた。本人の意向もあり県は店名を公表、県中央保健所で利用客の相談を受け付ける。
つくばみらい市の40代男性は、29日に感染が報告されたつくば市の50代男性と今月下旬に仕事で接触があった。取手市の10代男子大学生は、今月11日に土浦市のライブハウス「土浦Club GOLD」を利用。
つくば市の20代会社員男性は今月下旬に都内で友人と会食。守谷市の40代会社員男性は今月中旬以降、仕事で千葉県内を複数回訪れていた。
ほかに東海村の50代と60代の無職男性2人、行方市の50代自営業男性。
県によると、新型コロナ感染者5人が30日までに回復し、退院や宿泊療養施設から退所するなどした。県内の退院・退所などは計206人となった。
また、ニトリは30日、水戸店の従業員1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。29日に水戸市の検査で陽性が判明している。27日まで出勤していたが、他の従業員や客との濃厚接触はないという。
■県内感染確認者
280人(前日比+12人)
うち死者 10人
退院・退所等 206人
(県発表、30日午後10時現在)