茨城新聞 20140330
水戸回天神社 淡墨桜の種子から育て14歳
取手にもあったらいいな淡墨桜
散際のいろの移り変わりを見てみたい
メガソーラー稼働 県エネ戦略を先取り 利根浄化センター 茨城新聞20140327
県が下水処理施設「利根浄化センター」(利根町)に整備した
出力2メガワットの大規模太陽光発電施設(メガソーラー)が26日、
稼働した。橋本昌知事らが出席し同日、現地で発電開始式が開かれた。
県は近くまとめる「いばらきエネルギー戦略」によって、県内に再生可能エネルギーを普及させる方針。
「戦略」を先取りした形のメガソーラーを、“エネルギー先進県”を目指す契機としたい考えだ。
県によると、同センターのメガソーラーは敷地約2・5ヘクタールに出力250ワットの太陽光パネル8022枚を設置。
年間発電量は一般家庭約440戸に相当する約210万キロワット時となる。
売電期間は20年間とし、最初の9年間は建設費の回収に充て、
残り11年間で5億円の収益を見込む。この収益で同センターの維持管理費は
年間約7千万円削減できる見込みで、同センターで下水処理している流域市町の負担軽減につなげる。
二酸化炭素排出量の削減効果は年間約700トン、石油削減効果は
18リットルポリタンク2万6480本に相当すると予測され、地球温暖化対策にもつながると期待される。
発電開始式には、飯塚秋男県議会議長ら県議、遠山務利根町長、池辺勝幸牛久市長ら流域市町、
施工した日立グループの関係者らが出席。
一斉にボタンを押してメガソーラーを本格稼働させた。
橋本昌知事は「メガソーラーの運転開始が『エネルギー先進県』を目指す本県で、
再生可能エネルギー普及の契機となることを期待する」などと述べた。
いばらきエネルギー戦略の計画期間は2020年度までの7年間で、
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を教訓に「エネルギー源の多様化」や
「安全安心なエネルギー供給」の推進を柱とし、メガソーラ導入促進など八つの重点プログラムを掲げる。
同センターのメガソーラーはこの戦略を先取りするとともに、
同センターに課せられた省エネ法に基づくエネルギー使用量の削減目標の達成にも役立てたい意向だ。
取手市議会 秘密保護法廃止など、首相に意見書提出へ 毎日新聞20140325
取手市議会は24日、「特定秘密保護法の廃止を求める意見書」と「集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書」を賛成多数で可決した。いずれも安倍晋三首相や関係閣僚、衆参両院議長らに提出する。
特定秘密保護法を巡る意見書では、同法を「国民の知る権利や表現の自由を奪い、国民主権、民主主義とは相いれない憲法違反の内容であることは明らか」と指摘。「憲法の基本原則をことごとく蹂躙(じゅうりん)する」として、廃止を求めている。
一方、解釈改憲を巡っては「国家権力を縛るという立憲主義(の思想)を乱暴に否定している」と批判した上で、「憲法解釈の見直しは、海外で戦争する国となることにつながり、絶対に行ってはならない」と戒めている。
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茨城新聞 20140325
常陽銀行取手西支店移転
茨城新聞 いばらき春秋 20140319
「私は地獄を見た。私は決してクリミアを忘れない」。
ナイチンゲールが残した言葉の一つである。
ロシア編入の是非を問う住民投票が行われたウクライナ南部のクリミア半島は悲惨な歴史を持つ。
日本では黒船来航で大騒ぎとなった1853年、この地を主戦場に戦争が勃発し、
オスマン帝国、イギリス、フランスなどの連合軍とロシアが激戦を繰り広げた。
クリミア戦争は3年にも及びおびただしい犠牲者を出した。
その背後で懸命に看護活動を続けたのがナイチンゲールである。
彼女は戦後、看護教育に力を注ぎ、命を守る側の先頭に立った
住民投票の結果は、欧米とロシアの対立を激化させるだろう。
ウクライナの主権をないがしろにし、力を背景に突き進むロシアの姿勢は国際的にも受け入れ難いものがある。
戦争の度に人は平和の尊さを知る。
だが、時がたち、世代が変わり、その政治状況が平和より力の支配へと走らせることがある。
クリミアに限らず、アジアの空気も順風ではない。
世界から消し去ることができない戦争という地獄図。
「愛というのは、その人の過ちや自分との意見の対立を許してあげられること」。これもナイチンゲールの言葉だ。(幸)